私はIT業界に20年近く関わっており、SI会社の経営にも携わっておりました。
私は、この業界が二重三重もの階層下請け構造になっていることに戸惑いを感じながら、エンドユーザにもっと安くて質の良いサービスが提供できないか日頃から考えておりました。
また、SI会社として発注する側にたった時は、実際には孫請、ひ孫請の会社を使っているのを承知しているわけだから、何とか直接活用できないかとも考えていました。
もし、これが可能になれば、発注側も末端の仕事を請ける側も間がなくなることによって、お互いハッピーとなり、その結果、エンドユーザにも安価で提供できるのではと思っておりました。
これが、イージョブゴーを立ち上げることになったきっかけであります。
この考えと同様の考えは多く耳にします。既に、色々な団体や企業が案件情報を発信したり、SI会社も挙って外注という表現をやめてパートナーと呼んで発掘したりもしています。
しかし、そのやり方が、よりこの業界を歪んだ形にしてしまったと言わざる得ません。
もともと、インターネットが発達する前までは、パートナー発掘といっても足でかせがなければできない時代でしたが、メールの登場で、いとも簡単に案件情報を発信できるようになり、パートナー発掘な容易になりました。
元々階層化された業界ですから、最上位の企業が幾つかの下請会社に案件を流せば、その下請会社はまた孫請会社に案件を流します。
この階層構造が変らないようなやり方で、情報を垂れ流しすると、パソコンがウイルスに感染するのと同じように見る見るうちに案件が広まります。
階層構造の上位に位置したいと考える小さな企業は、あたかも自分の営業行為で案件を獲得できたかのような気分になり、人材を探す訳です。
今、この業界では大変な人手不足と言われております。しかし、その大部分は同様な案件に振り回され、案件ばかりが宙をまって、本当は限られた案件をみんなが人がいない人がいないと駆けずり回っているのです。
さらに悪いことは、人がいないのではなく、人がいてもミスマッチすることです。
イージョブゴーマッチングセンターの統計では、毎日の案件数と人材数はそれほど大差はありません。案件は、複数企業から同様の案件が数多く登録されていますから、実質的にはほぼ同じと考えて良いでしょう。
つまり、人材は、自分が探している案件にはマッチしないかもしれませんが、他の案件にマッチする人材はいるのです。人材を探している営業の方は、このスキルではダメだとすぐに放り投げてしまうその人材も、必ず何らかの経歴がありはずで、つまり他であれば使えるということなのです。
イージョブゴーが始まったころは、おたくに人材がいる筈がないと言われたりもしました。しかし、案件もばらまかず、個人情報も保護するやり方が少しづつ浸透しはじめると、発注側、受注側双方がwin-winの関係になれることが理解されてきました。
イージョブゴーは、国内で唯一、しかも最大のマッチングサービスになったと自負しています。この事業を通じて、私が最もうれしいことは、受注側、発注側の両方から「ありがとうございます」と言われる時です。通常のビジネスではありえないことです。
私は今、このwin-win関係作りに関われることを、社員と共に喜び、会員の皆さまに感謝しております。業界を革命し、真のソフトウェア産業の発展を祈願しております。
最後まで読んで頂き、感謝申し上げます。
感謝。 毎朝6時に社内朝礼ブログをこちらで公開しています。こちらもご覧頂けたら幸いです。
この内容に共感頂けたらこちらをクリックして下さい。ありがとうございます。
※このブログは日本最大級の社長動画サイト賢者.TVのランキングで堂々第一位となりました。
投稿者 :堀田信弘: 2004年11月13日 20:27