今年の年賀状は昨年の4分の1に減った。その減った大半は、元部下からのものだ。昨年は独立する前で、複数の本部長を兼務していたこともあって部下が150人近くもいたため、その大半から年賀状が届いていた。
しかし、独立して初めてのお正月は、予想していたとおり、その8割から年賀状はなかった。改めて考えて見ると、自分の人間としての魅力の無さに痛感させられた。
その一方では、上司だったので仕方なく出していたという真情も見えた。会社組織における上司と部下の関係とは、そんなものなのだのだろう。
中には、辞めることに内心喜んでいたものさえあってもおかしくない。しかし、正月早々、こんな後ろ向きなことばかり考えていたってろくな事はない。
全く逆の見方をすれば、約2割の元部下からは、ささやかなコメントが入った年賀状が届けられ、儀式的に出されていた他の8割のものよりも、何十倍もうれしいことに気づかされた。彼らは何を想い、何を考えて送ってくれたのだろうか?
そう言えば、ビジネスの世界でも、2割の顧客が8割の利益をもたらすと言うが、何となく似たような感じがする。
そこで、これから私が目指す組織は、ハッキリした。
"心"のネットワークによる組織である。信頼関係が築ける人とクラスターを組みたい。
例えて言うならば、「納豆」型組織だ。大豆をつぶして豆腐という密結合型の組織ではなく、ひとつひとつの大豆の個性を活かしつつ、醗酵という魔法のねばねばネットワークで繋ぎ、どこにも負けない納豆型組織、それが私が目指す疎結合型のクラスター型経営である。
グループという枠でブランドを統一したり、社名をのれん分けしたりすることで、「和」という名の強制を布くのではない。"真の友"となれる、人生観や価値観といった難しいものだけでなく、遊び仲間や、飲み友達など、何かひとつでも友人として、会社や仕事を離れても付き合える友とタッグを組みたい。
仕事以外の付き合いができるものこそがこれからの仲間と考えたい。仕事上の利害関係による上辺だけの人間関係は沢山だ。
私は、来るものは拒まず、去るものは追わずを徹底する。そして、私は、大豆を醗酵させる役目を担いたい。
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投稿者 :堀田信弘: 2005年1月 1日 10:53