【堀田信弘の今日の語録】 『この会社は、きっと伸びるだろうな。他の会社と違うことができること自体に可能性を秘めているから。』


世の中について  「活・喝・勝」


韓国と中国の反日運動

韓国は、ブロードバンド普及率世界一の先進国である。普及率だけでなく、利用人口も四千万人を越え世界一である。ちなみに日本は、 第3位で2千万人程度である。

これだけインターネットが普及している韓国では、情報を自由に取り出せる環境が十分に整っていると言える。 多くの若者はブログを自由に操り、自ら情報発信をしている。まさに、近代国家である。

日本では韓流ブームが起こり、大量の人が韓国ツアーに参加している。日本人の好きな国ランキングでは、韓国が米国に次ぎ第二位である。 いかに日本人が韓国に関心を示しているかが判る。

一方、韓国人の嫌いな国ランキングでは、数年前から米国を抜いて日本が一位になった。まったくのねじれ現状である。ちなみに、 日本人の嫌いな国ランキングでは、同じ民族の北朝鮮が第一位だ。

日本人は、韓国に対し、優越感を持っていると言われている。時には、兄弟国家とも言われ、韓国を弟分として見る傾向がある。 面積的にも人口的にも日本には及ばないという確信めいた考えが深層にあるからだろう。

だから韓国には、根強い反日思想がある。戦争状態にある北朝鮮よりも日本を嫌いなのは、日本人の傲慢さを感じるからだろう。 北朝鮮には、戦争状態にあっても同じ民族であることを理由に、太陽政策を取ってきた。そもそもこのような状況下に置いたのは、 日本の日韓併合が起因していると考えている。

竹島問題に端を発し、反日運動が盛んになってきた。

運動の中心者を見ると、40、50代の姿が目につく。やはり、過去の植民地とした恨みが未だに根底にあるのだろう。

一方の中国の反日運動は、若者が中心だ。それも大学生を中心としたエリートたちで、 ほとんどがインターネットで情報のやり取りをしているそうだ。

中国は、韓国と違い、共産党の一党独裁による情報の統制が行われている。だから、中国国内のマスコミは、 反日運動の様子をニュースで流さない。国内での大規模なデモや反対運動は鎮圧されるため、 そのような動きがあることすら一般の人には知らされないのである。

中国国内で反政府運動は起こせない。その反動か、その変形か、敵を外に持つことで、そのエネルギーを発散しているかのようだ。

人間は動物と同様に群れる習慣がある。敵から身を守るために、仲間を集い、共通の敵を持つことで団結する。そうして、人間は、 何ら個人的感情がない人までを巻き込み、戦争を起こしてきた。その人に直接危害を受けた訳ではないのに、敵を憎み、国家ぐるみで殺人をする。

これは、ビジネス戦争でも同じことだ。社内を統制するために、ライバルを明確に掲げ、内より外に目を向けるようにしている。人間は、 元来、身近に見える身内の批判をする傾向がある。どうしてもそばにいる人と比較し、他人を下げることで、 自分を上げようという働きが起こるのだ。だから、リーダは、自分に火の粉がかからないように、組織の外に比較対象と造ろうとするのである。

同じインターネット世代でも、韓国はネットゲームにのめり込み、中国では情報に飢えた若者が情報で踊らされている。

幸い、日本では、平和ボケのおかげで、反中運動や反韓運動が起きないから、こちらから戦争を仕掛けることはないだろう。しかし、 連日マスコミから、反日運動のニュースを聞かせ続けられると、こちらも嫌いになる人が出てくることは間違いない。 好きな人に嫌いだと言われれ続ければ、さすがに好きでいるのは難しいものだ。こちらも相手の情報に動かされそうになる。

つまり、どんなに近代国家であっても、情報に踊らされてしまうのだ。情報が無ければ好きでも嫌いでもないのに、 相手が嫌いだと言っていると聞いたとたん、不愉快な思いをするものである。情報を自分で取捨選択しないと情報操作に巻き込まれることになる。

情報が豊富な韓国、情報が乏しい中国、どちらも情報で揺れ動いている。ただのデータであれば感情は起きないのだが、 データをどう報じるかで情が起きるのが情報だ。つまり、データに人間の感情や思想がくっついてくるから、自分の感情が巻き込まれるのである。 厄介な代物だ。

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投稿者 :堀田信弘: 2005年4月 9日 09:00