【堀田信弘の今日の語録】 『この会社は、きっと伸びるだろうな。他の会社と違うことができること自体に可能性を秘めているから。』


リーダーについて  「活・喝・勝」


悩みは自らが生む

悩みというのは、自らがが生むことである。

通り過ぎた過去や、まだ来ない未来のことに心を悩ませる。悩みとは、自らが悩みとと感じることから始まる。

自らが悩み始めたと感じること、このときから心が風邪を引き始めている。

悩みの最大の原因は、"今ではなく"、過ぎ去った昨日や、まだ来ない明日のことである。今のことではなく、現実とズレたところに悩みは生じる。

今、この瞬間、痛いわけでもないのに、これから起こりえる予測に対し、おののき、恐怖感を覚える。

経営者は、先を読むのが仕事だ。そのため、先を予測することで、この心の病に入ってしまうことがある。先を先を読んでいるうちに、今起きていないことに心配をし、最終的にはいつも"倒産"の2文字が頭から離れなくなる。

経営者マインドというのは、実経営にあたえる影響が極めて大きい。会社の頭脳である経営者も人間だから、その人の精神状態次第で、経営戦略も大きく変化する。

もし、経営者の身内に闘病生活の人がいて、その介護のことで頭が一杯になれば、部下に指示する内容は恐らく慎重な判断が多くなることだろう。例えば、採用人数を決定するような場面では、自分が予測できる下限値を取ったりしてしまう。

個人的な心情や、家庭の事情を経営に持ち込むのは良くない。それは経営であれば誰もが分かっている。しかし、人間は、知らず知らずに頭で考えることの大半に、心理的要因が絡んでいるいとは間違いない。

人間である以上、それが通常だという割りきりが大切だ。だから、もし、自分が悩みのモードに入ったと自覚したら、思い切って仕事を休み、部下の判断に任せるということをしたほうが良い。

悩みのモードに入っているのは、本人が最も自覚できるはずで、そのような状態の時に、プラス思考の攻めの経営ができないのは、本人が一番知っている。

闘争心、野望、欲望といった強烈なファイトは、健康で、精神的な高ぶりの中に生まれる。経営者のプラス思考を牽引するには、少なからずこのファイトな精神が必要だ。しかし、風邪を引けば心が弱くなるというように、病気になったり、もしくは、環境変化などで日常生活のリズムが崩れたりすると、とたんにギラついたファイトは半減してしまう。

そうなったときには、今を見つめることだ。先を予測してもロクなことがない。このメカニズムを知っていれば、無駄な悩みモードに入ることはない。悩みは、自らが生んでいるのである。

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投稿者 :堀田信弘: 2005年5月 9日 08:09