パチンコやパチスロ、競馬などのギャンブルは、いずれも合法的な娯楽だ。私も学生時代は、朝からパチンコ店の前に並び、モーニングサービスとやらに夢中になっていたことがあった。
振り返って見ると、勝ったときの興奮が忘れられず、もう一度、あの興奮を味わいたいと思っていたような気がする。
冷静に、収支を見てみれば、数万円も勝ったこともあれば、トータルではトントンかそれ以下であったようだ。無論、統計的に見てみれば、大部分の人が負けなければ、パチンコ店は成り立たない訳で、もし自分が買っているとしても、それは一部の例外にしか過ぎない。
勝つ、負けるを議論しても、好きな人には関係のない話だ。どんなに負けると判っていても、「今度こそ」という気持ちが働いて、あの勝った時の興奮を再びと思ってしまう。
先日、私の知人が、パチスロにのめりこみ、借金で首をつった。
最近のパチスロでは、一日に50万円も勝つときがあるそうで、数百万円あった借金も何度か繰り返し勝てば何とかなると思っていたようだ。
しかし、実際には、そうならなかった。
道路のそばにある消費者金融から多額の借金を繰り返し、最後には首をつった。
この件があるまでの、ギャンブルも個人の自由だと考えてきた。負けることくらい判っていてやっているのだから、たまのストレス解消に良いのではと思っていたのである。
しかし、実際に、間近に知っている人が首をつった事実を知ると、それで良いのだろうかと考えるようになった。
事実、話によると、自殺する数ヶ月前から、その人は、おどおどとして、仕事にも身が入らなかったようだ。私が知っている彼は、自殺など考えるような性格ではなかった。
それなのに、そのような結末を向かえたのは、何と言っても借金である。前向きでプラス思考に人間でも、数百万円という借金を抱えて、取立てにこられると、とたんにマイナス思考になるのも無理はない。
私が知る限りで、あのような強い意志と、明るい性格の持ち主でさえ、自殺の道を選んでしまうのだから、恐らく普通の人でも、借金取りに追われれば、追い詰められるのであろう。
もし、その人が、単なる趣味の一環でやったことにしろ、もし、会社の社長であったならば、さらにことは問題である。借金取りは、そこに付け込み、一気に追い詰めるだろう。
私は、これを機会に、一切、ギャンブルを断つことにする。正確に言えば、絶つというよりは、無意味な体力の浪費、リスクは負わないことにする。
これまで、遊びは、自由で良いが、ギャンブルだけは絶対に認めない。身を滅ぼす危険がある以上、もはや健全な娯楽ではない。
しかも、リーダーたるものが、そんなもの気を取られるのは問題である。
これは、私もパチンコにハマッタから言うのであって、気を取られることはリーダーとして失格である。
あなたの部下の家族が、あなたに託していると思えば、そんな余裕などない筈だ。どんな理由があれ、娯楽で、身を滅ぼす危険があるようなものに手を染めることには反対だ。
自分は決してそうならないという人であっても、彼の死を見れば、決して論理だった正当な理由は成り立たない。死ぬ覚悟があるのなら、その分、仕事に励むべきだろう。一切、ギャンブル禁止だ。
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投稿者 :堀田信弘: 2005年5月21日 22:02