【堀田信弘の今日の語録】 『この会社は、きっと伸びるだろうな。他の会社と違うことができること自体に可能性を秘めているから。』


企業経営について  「活・喝・勝」


経営者になりたい人は

私の社員教育論は、できるだけ下積みをさせないことである。一日も早く実践で学ぶ機会を与えようというものだ。

できるだけ現場に身を置かせ、体感させることである。理論ではなく、体感が重要と考える。

野球部を例に取ると、1年生は玉拾いとバットの素振り、声だしをさせられる。勿論、一つ一つは、理由をつければ野球を覚え、 理解させるために必要なのだろう。

しかし、どんな立派な理由をつけても、実践に出るわけではない。

私ならこう考える。一日でも早く、しかも、できるだけ多くバッティングをさせたり、守備の練習をさせる。そして、 学年の壁を取っ払って、チーム編成をする。

こんな当たり前のことが実はできていないことが多い。あるマンモス校の話では、3年生だけでも20名近い部員がいるため、 どうしても3年生中心の練習となってしまうそうだ。そのため、当然、2年生、1年生の練習は後回しになる。

つまり、学校でも年功序列なのだ。社会では年功序列が崩壊しているのに、学校ではいまだにそうだ。 そのような考えの野球部が強くなるだろうか。

小学校から少年野球を行っている4月生まれの2年生と、中学校から野球を始めた3年生は、たった数日しか生まれた日が違うだけだ。 体型も変わらないのに、その才能を開花させる時期は遅らされる。

会社においても同様なことが起きている。

新入社員は、先輩の背中を見て育てとばかりに、何も教育しない会社がある。先輩社員は、 自分もそうやって歯をくいしばってここまできたという自負がある。そいいう先輩の下になっては、若い人の将来はない。

そのような環境では、先輩を超えるこは不可能だ。

しかし、これが現実である。

では、そのような先輩がいなければ問題ないのだろうか。

もし、あなたが経営者を目指しているのなら、それは無理だ。私が会社を創って、初めて銀行に行ったとき、 「そちらの業界の創業者はもっと若いですね」と言われたのを覚えている。

起業家を目指すなら、サラリーマンから管理職、それから独立というステッブバイステップでは遅い。

なぜなら、サラリーマンや管理職では、どんなに頑張っても、経営の本質は学べない。知識的なことだけは耳をかすめても、 実践的ではない。

有能な経営者を目指すなら、一日でも早く経営者になることだ。それができないなら、何れにしても経営者には向いていないだろう。

世の中には、大学を出てすぐに、一度も就職をしないで、会社を創っている人がいる。誰にも営業のことを教わらず、 誰からも資金繰りのことも習っていないのに、経営者になっている人がいる。

そのような人と、40歳過ぎたおじさんが、精神的に勝てるはずがない。何よりも、若さというのは、失うことを考えない強さがある。

経営者を目指すなら、家庭も彼女もいないほうが気が楽だ。たとえ失敗してもマイナスではなく、ゼロになるだけなら、 何度でも挑戦できる。

とにかく、実践を第一に考えることだ。実践というのは、OJTではない。その環境下に身を置くことである。身を置けるところから、 その人の道が決まってくる。だから、一日も早く決断してほしい。

経営者をなりたいのなら、まず経営者になることだ。経営者になっていない評論家より、新米の経営者のほうが遥かに経営能力は高い。 勇気を持って飛び出してほしい。

 

最後まで読んで頂き、感謝申し上げます。

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投稿者 :堀田信弘: 2005年6月 7日 18:38