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リーダーについて  「活・喝・勝」


左右のリーダー

地球が太陽系に誕生してから46億年、植物や動物の死骸が、気の遠くなるような長い年月をかけて変質し、化石燃料となった。 化石のうち、植物性のものは石炭に、動物性のものは石油や天然ガスになった。

46億年かけて蓄積された石油が本格的に採掘されて約100年。1900年頃、アメリカのロックフェラー財閥は石油ビジネスを独占し、 巨万の富を手に入れた。

アメリカの人口は、中国の約13億人、インドの約10億人に次いで世界第3位の約2億9千万人。 世界の人口約63億人の約4.6%がアメリカに住んでいる。

アメリカのガソリンの値段は、ついこの間まで1ガロン(約3.8リットル)約1ドル程だった。つまり、1リットル約30円ほどで、 日本の1/4程度。これだけ安いから、一人当たりのエネルギー消費量は、日本の2倍以上で先進国の中でダントツとなっている。

アメリカは、OECD(経済開発協力機構)全体のエネルギー需要の約半分を消費する。 世界の原油量の約1/4を輸入する世界最大の石油輸入国でもある。

地球が長いことかけて貯めてきた石油は、地球上に住む約4.6%の人によって、半分以上が消費されているわけだ。

日本は、1970年代の二度のオイルショック以来、消費する石油の消費量は横ばい。ヨーロッパも増加傾向は見られず、 顕著に増えているのは中国とアメリカ。

特に経済発展が目ざましい中国は、2003年に世界第2位の石油消費国となった。中国の一人あたりの石油消費量は年間1.5バレルで、 アメリカの26バレルに比べると17分の1に過ぎず、まだまだ増える見込みだ。

国連加盟国は191ヶ国もあるのに、中国とアメリカのたった2国で世界の8割近くの地球の資産を食い尽くす。これからの世界は、 この2国によって運命を左右されることになるのは間違いない。

そのアメリカの、約半分の石油精製工場が集中するメキシコ湾にあるニューオーリンズがハリケーン・カトリーナによる大災害を受けた。

当然、世界中の石油価格は敏感に反応、アメリカでは1ガロン3ドルを突破し、4ドルに迫る勢いだ。数週間で3倍以上に跳ね上がった。 そして、アメリカの影響は、世界中に波及した。

石油がなくなる日は、もうそう遠くはない。

大気中の温室効果ガス(二酸化炭素、 メタン等)排出量の第1位アメリカと第2位の中国は、地球温暖化の排ガス削減目標を示した京都議定書に参加していない。

この二つの大国は、どこに行こうとしているのか。

何でも一番の先進国アメリカは、世界をどこに導こうとしているのだ。

2050年にはGDP世界一になると予想されている選挙を一度も行ったことのない中国は、人類をどうしようとしているのだ。

でも、2050年まで石油は持つのだろうか?

4千年の歴史がある古参の中国と、わずか300年たらずの新興アメリカ、歴史、文化、思想、政治、全てが正反対の両翼の国。

63億人の人間と46億年の地球は、自由主義国のブッシュと、共産主義国の胡錦濤の二人のリーダーの手の上にあるようなものだ。この左右のリーダーが決断すれば北朝鮮問題も動く。地球規模の問題からすれば、 小さなことだ。

あまりにも違う二つの国。同じなのは、この地球上に占める国土の面積。だから故に、共に覇権争いをするのだろうか。左右のリーダーは、 結局同じか。今月14日、ニューヨークで米中首脳会談が開かれる。

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投稿者 :堀田信弘: 2005年9月11日 14:15