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リーダーについて  「活・喝・勝」


ゼネラリストとスペシャリスト

技能がないからゼネラリストになっている人、技能があるからスペシャリストになっている人、経営したいからゼネラリストを目指している人、経営能力がないからスペシャリストで頑張っている人、 "http://hottaworld.com/archives/2005/03/post_45.html" target="_blank>
「マネージャーとリーダーの違い」
を理解しないと無能な人材となってしまう。

ゼネラリストとスペシャリスト、どちらがリーダーに向いているか。

答えは、どちらでもない。かつて、大企業では、総合職のゼネラリストが管理職の代表的な表現でつかわれていた。

以前のコラム "http://hottaworld.com/archives/2005/03/post_45.html" target="_blank">「マネージャーとリーダーの違い」でも書いたが、管理職の役目は、明らかに管理者(マネージャー)と指導者(リーダー)に分業化されてきた。昔は、ゼネラリストが管理職で、スペシャリストが専門家というように分類されてきたが、私は、ゼネラリストとスペシャリストの区別が、必ずしもリーダーとマネージャーを表すものではないと考えている。

日本サッカー協会の川渕三郎キャプテン。高校時代は、全国高校選手権に出場し、早稲田大学サッカー部でプレーした。

ローマオリンピック、東京オリンピックに出場し、古河電工サッカー部監督を経て、Jリーグのチェアマンになったサッカーのスペシャリストだ。

Jリーグは、地域に根ざしたホームタウン制が導入されており、企業を中心としたフランチャイズ型のプロ野球と全く違うコンセプトを持っている。

リーグ運営を、企業経営と同様に捕らえ、経営理念に相当する「Jリーグの理念」を想定し、壮大な事業ビジョン「Jリーグ百年構想」を掲げた。「スポーツでもっとこの国を豊かに」と自ら疾走、「リーダーは語りつけなければならない」とその夢を語り続け、多くの地域社会に多大な貢献をもたらした。

経営的なセンス、トップとしての資質を持った有能なリーダーだ。

Jリーグができた時、「時期尚早と言う人は十年経っても時期尚早と言う」っと言っていたのを覚えている。私も、大人ぶった「時期尚早」という人は大嫌いだから、その時の言葉が強烈な印象で残っている。

今、日本の社会では、川渕キャプテンのように夢を語り、熱い心を持って若者の気持ちを引き付ける青年のようなリーダーが求められている。

昔、日本の企業の管理職は、ゼネラリストという総合職が求められていた。組織を横断的に異動・経験して、幅広い知識を身につけ、参謀的な役割を担うというものだ。

多くの製造業では、技術系出身よりも企画・営業系出身の社長のほうが多かった。

ところがバブルが崩壊し、不景気になると、社内の調整や交渉などの立ち回りだけを行うゼネラリスト型の管理職は不要になってきた。

中間管理職の代表的な立場である課長や部長は、自ら稼ぐことを求められ、プレーイングマネージャーとなることを余儀なくされた。

しかし、専門的な知識がなかったり、営業経験がないような社内の窓際ゼネラリストは真っ先にリストラの対象になった。そればかりか、大企業であぐらをかいていたゼネラリストは、再就職先でも嫌がられ、行動できない使えない人材の代表格となってしまった。

一方、それまではライン部長となれなかった担当部長と呼ばれる専門職の管理職に白羽の矢が立つようになった。

しかし、専門畑一筋で、その分野のスペシャリストとして職人のような生き方をしてきた人にとって、部下の管理や指導は行えない人が多くいた。むしろ、そのようなことができないからゼネラリストではなくスペシャリストの道を歩んだ人が多いのだから仕方ない。

ノーベル賞を取った田中耕一さんのように、どんなに会社に貢献しても、経営者になるのではなく、役員待遇の研究者という位置づけは変わらない人もいる。

研究者として、生涯専門家としてプロの道を歩むというポリシーがある人は素晴らしい。

つまり、これまでの職歴やキャリアを表すゼネラリストとスペシャリストの分類では、そのどちらかがリーダーに向いているとは言えないのである。

結局のところ、リーダーというのは、 "http://hottaworld.com/archives/2005/03/post_45.html" target="_blank">「マネージャーとリーダーの違い」でも書いたように、自分自身の性格や生き方、モノの見方がどちらのタイプかによるのであって、経験した仕事で区別することなんて不可能だし、そんなに簡単にリーダーとなれる人などいないのである。

大まかな割合で言えば、豊富な経験を持ったゼネラリスト、スペシャリストの内、管理職になりたいという自らの希望がある人であれば、9割の人はマネージャーになったほうが懸命だろう。

夢を語り、熱い心を持って人を動かすことができるリーダーは1割にも満たないのだ。

そのような心をもった人であればゼネラリストであれ、スペシャリストであれ関係ない。

もっと言えば、経験も知識も関係ない。川渕キャプテンのような情熱と語り口、やり遂げようとする信念が最も大切なのかもしれない。

ゼネラリストもスペシャリストも、どちらも真のプロが求められる。

最後まで読んで頂き、感謝申し上げます。

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投稿者 :堀田信弘: 2005年9月27日 17:32




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