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組織について  「活・喝・勝」


裸の王様にする人

反対派として当選した野田聖子議員が「完敗を認める」と郵政法案に賛成を表明した。政治家の自殺行為だ。 政治主張に勝ち負けがあるのなら、野党など少数意見は不要だということ、勝つか負けるかで主張が変わるのなら、蛇に巻かれろということだ。

万年与党にいた政治屋にとって、政治主張を貫くという面倒なものは二の次なのだろうか。選挙時の主張に対し「完敗を認める」なら辞職しかない。さもなければ、有権者が氏に投じた一票は葬られる。これは正に公約違反だ。

この背景には、氏を支援する岐阜県自民党県議らから「将来の『復党』のために『郵政賛成』に回って欲しい」とする声が上がっていたことがある。

リーダーが不甲斐ないと、それを取り巻くブレーン達は、さらに輪をかけたように不甲斐ない。彼らは王様を裸の王様にするタイプだ。

常に彼らは「○○してほしい」という欲求、欲望など自己中心的あるいは保身の気持ちからなる要求感情を抱き、大勢を占める声だとしてリーダーに具申する。それを聞いたリーダーは、組織が崩壊するのを恐れ、要求を飲まざる得ないように追い詰められる。

これは、リーダーが判断を誤る時の典型的なものだ。

こういう組織の特徴は、リーダーとブレーンの力関係が拮抗あるいは逆転していることが多い。

ナポレオンはこのような組織を「1匹の狼に率いられた千匹の羊と、1匹の羊に率いられた千匹の狼とでは、前者が勝利する。」 と言ったが、能力のない羊が、狼を率いることなどできないのだ。

狼たちは、都合の良いように羊を利用し、羊を動かしておいて責任を取らせる。もし、考えがぶれない有能なリーダーがいる組織なら、 リーダーが決断したどんなに険しい道であろうとも共に進む強い組織であろう。

弱い組織には、リーダーに「○○してほしい」という要求願望が集まっているが、強い組織には、我々は「○○すべきだ」 という理念が共有されている。羊のような群れる習性のある人たちは、リーダーに頼り、リーダーの足を引っ張る。そして、羊は狼となり、 狼に担がれたリーダーは羊になる。

リーダーが能力のない羊と見るや、狼たちは、一斉に水を得た魚のように動き出す。我が本流、我らが正当、 組織防衛のためと声を出す度に、その組織は弱体化し、崩壊させていく自らを知ることさせ出来ない。

王様は裸になり、気がつくと周囲には誰もいなくなる。

狼たちは、次の羊を探し、自分たちの要求を突きつける。能力のない羊は、頼もしい狼ブレーンにおだてられ、神輿に乗る。

これが、リーダーに向かない人がリーダーをしている姿だ。そんな組織のリーダーとなった人も不幸だが、 そのような人でないとリーダーになれないハイエナ集団があるのも事実だ。

例えば、優秀な官僚と能力のない政治家の組み合わせ、考えただけでも恐ろしくなる。

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投稿者 :堀田信弘: 2005年10月10日 14:48