【堀田信弘の今日の語録】 2010年7月31日 『衰退の陰は、発展と共に常に忍び寄っている。』


ビジネスについて  「活・喝・勝」


コラボレーション

昨日は、長男の通う養護学校の文化祭が開かれた。私もPTA本部役員として、売店の販売などに疾走した。

小学部、中学部、高等部の児童・生徒合わせて100名ほどの養護学校には、100名近い教員・職員がいる。文化祭のために、近隣の4つの高校から、あわせて80名近いボランティアの高校生と先生が協力してくれた。

そのほか、地元のラインオンズクラブ、市の防犯協会の人、PTAの役員、父母の会、運営委員会などをあわせると、総勢250名近い人たちが100名の子供たちを支える。

主役は、もちろん子供たちだ。

主役の笑顔を皆に見せたくて、脇役、裏方がみんなで力を合わせ、一生懸命働いた。

一生懸命働いている全員の笑顔が、そのまま全て文化祭の舞台となっているようだ。文化祭を見にくるお客さんは、家族や兄弟がほとんどで、そこにいる大半の人たちは出演者だ。100人の観客のために、350人が演じているといった感じだろうか。

こんな舞台は中々お目にかかれないだろう。

売店で「いらっしゃい」「安いよ」「ありがとうございます」と声を出すと、自分が中学・高校のときに行った文化祭を思い出す。

なんだか売れるのがうれしくて、売っているときが楽しくて、買ってくれたお客さんの笑顔を見ると心が温まった。

「こんなに安くて良いの?」「沢山買ってあげるよ」と言われると、なんて商売って素晴らしいんだろうと感じたものだった。

商売の楽しさを思い出させる一日だった。

さて、現実の商売は、楽しいだろうか?

お客さまの顔を見て、うれしくなったり、悲しくなったりしているだろうか。買ってくれた人の喜びが、売る喜びになっているだろうか。

買ってくれた人が失墜するようなことはないだろうか。

こう考えると商売の原点は、お客さんとのコラボレーションなのかも知れない。

たった一人のお客さんが大喜びしてくれれば、100人の見込み客を連れてきてくれる。しかし、たった一人のお客さんががっかりすれば、100人の既存客が逃げて行くだろう。全ては、一人ひとりのお客さんとの一対一の接客だ。

お客さんが喜べるように、お客さんと一緒に作り出す共同作業、それがコラボレーション。

こちら側のソリューションを「どうだ、これがうちの商品だ」という売り方ではなく、お客さんとの会話を楽しみ、お客さんと共に最適な商品を選んで行く。売る側が、買う側に回って、一緒に買い物を楽しむといった感じかも知れない。

ディズニーランドにいる人は、掃除をするアルバイトもお客も、全ての人が一緒にディズニーランドを楽しんでいるように見える。

売る側も買う側も、共に楽しんでいるモデルケースである。

買う側に楽しんでもらうには、売る側も楽しめなければいけない。

そのためには、従業員が楽しく働ける環境と、仕事の素晴らしさを、経営者と従業員がコラボレーションして構築できる会社にする必要がある。

経営者がやることは、まずその理念を持つことだ。

最後まで読んで頂き、感謝申し上げます。

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投稿者 :堀田信弘: 2005年11月20日 08:59