堀田信弘の今日の語録
言わざる声を聞く耳をどう持つか、これが経営者の将来予測する力量なのだ。
昨年2005年は、「喝」の年だった。
いつも何かに対して苛立つ自分がいた。このコラムの大半も、社会、政治、リーダーに対する批評が中心であり、"仮想の敵" を持つことで、自分自身を奮い立たせていた。
一年前の今日、社員は私と社長の佐々木の二人だけだった。
自宅の庭に立てたプレハブ小屋に一日中閉じこもり、全く何もないところから、何かを生み出そうと懸命だった。 以前の会社の客を取るようなことはしたくなかったから、何が目標で、何が目的かも全く見えなかった。
何もないものをあるように見せ、少しづつ形のないサービスを見えるようにして行った。
私の敵は、"見えない敵"だった。
"見えない敵"は、毎日夜になると現れ、朝まで私の寝床にまとわりついた。
私は、"見えない敵"を"見える敵"にして、闘争する気持ちを高めないではいられないでいた。それがやがて、"仮想の敵"となり、 世の中の出来事や政治、かつての上司、出会った経営者たちの顔と重複するようになっていった。
何故なら、彼らが何の正義感もなく、あるいは理念もポリシーもなく、時には自由気ままに過しているのにも関わらず、 私がおかれた現実と、彼らの現実のギャップに納得できなかったからだ。
やがて、このコラムは、毎日1,000人以上の訪問が訪れるようになり、反骨精神の「喝」 について理解してくれる人が現れるようになってきた。
そして、今では、毎日10通近い、応援や激励、時には相談のメールがくるようになった。
何日も何日も、暗い夜も向かえるているうちに、やがて、朝が訪れない日はないということに気がつき始めた。
ふと気がつくと、夢も見ずにぐっすり眠れ、自然に6時に目が覚め、清清しく7時に出勤する自分がいた。
こうして、社会への「喝」という名の自分への「喝」は、一年間続いた。
2006年は、勝つための「活」を実践する。
私自らが活発に動き、組織を活性化して、 部下を活かし、人との出会いを活動的に行っていく。 あらゆるトラブルや出来事をポジティブに捉え、全てが活力の源であると信じて一年間突っ走る。
私には、この一年間で、素晴らしい仲間と出合った。家庭を犠牲にしてもついてきてくれる親友であり、大切な戦友達だ。 これから増える仲間とも、来るものは拒まずの精神を貫き、彼らのために全力を尽くしたい。
「喝」から「活」へ、これが2006年の私のスローガン。
最後まで読んで頂き、感謝申し上げます。
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投稿者 :堀田信弘: 2006年1月 1日 19:00