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若者について  「活・喝・勝」


何とかする

私の妻は沖縄出身なので、私も20年以上沖縄との関わりを持っている。沖縄の方言で好きな言葉に「ナンクルなるさ」というのがある。

何とも沖縄らしさを表している”やさしい言葉”だ。

「ナンクルなるさ」というのは、「何とかなるさ」の意味。何か失敗した人や悩んでいる人に、友人が「ナンクルなるさ」と励ましの” やさしい言葉”をかける時に使う。沖縄の大らかで明るい風土がもたらす、なんとも心地よい響きだ。

「何とかなるさ」という言葉は、他人が思いやりから声をかける場合と、自分自身が「何とかなるさ」というのでは、全く意味が違う。

「何とかなる」という言葉は、自分が言うものではないのではないだろうか。

プラス思考で物事を前向きに考えることは重要だ。しかし、ただ楽観的に「何とかなる」という考えでは、実は「何ともならない」 のである。

本来のプラス思考というのは、「何とかする」ではないだろうか。

もちろん、それを支える心の中のバックボーンには、「必ず何とかなる」という信念や自信を持つ必要があるだろうが、漠然と 「何とかなる」と考えていても、一向に進みやしない。

「何とかなる」という言葉を誤解して使用している人が多い。

全ての事象は、行動しなければ何とも動かない。じっとしていても、何ら事象は変化しない。変化するのは、時間の経過だけだ。 時間が解決する問題もあるかもしれないが、何かを成し遂げるには、全て最初の第一歩を踏み出さなければコトは起きない。

「何とかなる」とフリーターを続けている若者。

そのうち自分のやりたいことが見つかると仕事をしないニート。「何とかする」気持ちで一歩を踏み出さなければ、 自分のやりたいことなど見つかるはずもない。何とかしなければ、「何ともならない」のだ。

フリーターの中には、夢を追いかけている人もいる。夢を追いかけながら、何とか生活できる程度のアルバイトをしている人もいる。 「何とかする」ために頑張っている人は、もの凄いバイタリティを持っている。

フリーターの中にも、「何とかなる」という漠然とした気持ちで過ごしている人と、「何とかする」 気持ちで歯をくいしばって頑張っている人もいる。この差は大きい。

また、組織のリーダーであるならば、部下に対し「何とかなる」と励まし、組織に対しては「何とかしよう」と激を飛ばし、「何とかする」 という強い意志を表明することが重要だ。

戦国武将は、「我に続け」と言ってリーダー自らが敵陣に向って行った。リーダーが「何とかする」という牽引の気概を持っていなければ、 組織は「何ともならない」。「何とかなる」と机上の世界で、妄想ばかり持っているよりも、「何とかする」 気持ちで無我夢中で行動しているほうが、遥かに「何とかなる」可能性は高い。

「何とかする」気持ちで行動すれば、ナンクルなるさ。

最後まで読んで頂き、感謝申し上げます。

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投稿者 :堀田信弘: 2006年2月 9日 09:00




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