IT業界について クラウドについて ビジネスについて リーダーについて 世の中について 企業経営について 嬉しい出来事 悲しい出来事 技術者と営業 教育について 求める人材 組織について 経営者について 若者について 起業・独立 障害者について



IT業界について  「活・喝・勝」


減少より増加に目をつける

先日、日本語検定試験が、世界各国で行われた。受験者の総数は53万人にのぼる。その4割に相当する約20万人が中国人だ。日本人以外で、日本語を理解できる人の数は、1億人を超えたとも言われている。つまり、日本人と同数の外国人が、世界中で日本語を話すことができるのだ。


10億人を超える中国人のほんの数%の人が、これからもっと日本語を学び、話せるようになると、日本人の数よりも日本語を話す外国人のほうが上回るのは間違いない。

母国語である日本人の日本語が、外国人のほうが多く話す言語になろうとしている。

彼らは、日本語を覚え、日本向けの市場を意識したビジネスに役立てようとしているのである。特にアジアの国々は、日本に対する期待と憧れが強い。

日本はGDPで世界第二位、資産100万ドル以上の億万長者の数は、アメリカが267万人、日本が141万人、ドイツ76万人、イギリス44万人、中国32万人、ブラジル11万人、ロシア10万人、インド9万人で日本が二位である。アジアの国々の人たちがが日本に期待するのはそういうところであろう。

しかし、億万長者の数の伸び率は、韓国が21.3%増トップ、インドが19.3%、ロシアが17.4%、その他にも南アフリカ、インドネシア、ブラジル、中国で二桁の伸び率となっている。特徴的なところは、韓国を除き、その他の国は人口が多いところか、増加しているところである。日本は延びていない。

これは何を意味するか。

確かに現在の数では世界第二位であるが、インドや中国という人口10億人を超える国で、二桁の伸びをしている状況を見ると、人口1億人足らずで、人口減少、少子化、高齢化に陥った日本の将来が安泰には思えない。

むしろ、日本人は、日本を離れ、市場が拡大しようとしているインド、中国など向けのビジネスを考えなければならなくなるだろう。

これまでのように、労働賃金が単に安いというだけで、後進国を下請け工場化してきたが、もうその考えだけでは通用しなくなる。IT業界では、外国人を使うことが増えていっているが、日本人側の都合で、全てが日本語が話せることを条件としている。

それで良いのだろうか。

日本人の中で、市場が急速に拡大しようとしているインドや中国語の勉強をしている人は、どれだけいるのだろう。日本人が上からものを見るように外国人を奴隷のように下請けとして使うのではなく、日本人が中国語を覚えて、中国向け市場の仕事をする日も近い。

これから、日本人は、使う側から使われる側に回る。

先週行っていたベトナムのある会社では、社長がベトナム人、社員がシルバーの日本人であった。IT業界では、50代のベテラン技術者になると、中々仕事に着くことが困難になる。それを発展途上国では、その豊富な経験を活用したいと考えているのだ。

先日、中国の大連市主催で行われた、大連企業による日本人面接会には、400名近い団塊の世代が集ったそうだ。日本では、年齢が高いという理由だけで、仕事が与えられなくなる。

いつも、日本人の使う側は、上からものを見る傾向が強い。使う側が日本語しかできないから、日本語ができる人しか使えない。使う側の年齢が、使われる側より低ければ、使いづらいと感じる。就業人口が減り、少子化、高齢化が進んでいるのに、いつまでも20代、30代の若手、中堅ばかり求めていて良いのだろうか。

ビジネスの基本は、減っているところより、増えているところにスポットを当てるのが当たり前である。高齢化が進んでいるのであれば、その活用法を考えるべきで、外国人労働者が増えているのであれば、それに対応できる体制が必要なのである。人手が足りなければ、業界未経験者や、増加しているニート、フリーターの積極的な採用だってある。

増えていく分野を常に意識する必要がある。

日本が生き延びるには、鎖国をやめ、外国に開放するような気持ちがなければ、もはや小さな島の衰退する国の中だけを考えていても意味がない。

農業の分野でも、国内需要だけを考えた減反政策、休耕するのではなく、人口が増加している中国向けの高品質な農作物を輸出すべきなのである。

できれば、日本人だって、日本に居座るのではなく、積極的に外国に行って、外国市場に目を向けるべきである。

一生懸命に日本語を勉強して、決死の想いで日本に来日している外国人に、日本人はあまりにも冷たい。それは、自分が外国に住んだことも、たった一人で行ったこともないせいではないか。外国人をバカにしすぎる。

来年、私の会社では、様々な外国関連ビジネスを積極的に展開するつもりでいる。

最後まで読んで頂き、感謝申し上げます。

感謝。 毎朝6時に社内朝礼ブログをこちらで公開しています。こちらもご覧頂けたら幸いです。

この内容に共感頂けたらこちらをクリックして下さい。ありがとうございます。

※このブログは日本最大級の社長動画サイト賢者.TVのランキングで堂々第一位となりました。

投稿者 :堀田信弘: 2006年12月 9日 10:26