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若者について  「活・喝・勝」


チャレンジはチェンジから

ダーウンの「種の起源」によれば、「この世を生き延びられるのは、最も強い種でもなく最も賢い種でもない、変化に最もよく適応できる種である」とある。

会社でも組織が肥大化すると、意思決定が遅くなり、決定しても周知、徹底が進まないなどが発生する。莫大な利益が見込めるものや、極めてリスクが少ないものなどが中心になる、だから、そこに中小企業が入る隙間が生まれるのである。

中小企業は、小さくて、お金も人も足りない。唯一、大企業に勝てる可能性があるのは、スピード、俊敏性である。大企業になると稟議書があったり、役員会で決定したりと、一定の手順を踏む必要が生まれる。しかし、社長が現場まで足を運び、自らいち早く判断できる中小企業は違う。社長が、その場で「やる」と言ったら、直ぐに動き出せる組織を有しているのだ。

しかも、計画途中で「風向きが変わった」と思ったら、一気に計画を中止させることさえできる。これが、大規模な官僚組織となるとこうは行かないから、一旦進んだ計画を時代が変わっても辞めることができなくなるのである。

つまり、中小企業の強みは、その体の小ささを活かしたスピードと俊敏性なのである。

大企業では、これを克服しようと、フラットな組織を導入したり、独立採算制の事業部制を取り入れたり、権限を大幅に譲渡し、取締役会をスリム化したりと、大企業病にかからないように、スピードと俊敏性を重要視するようになっている。

では、日本の90%以上を占める中小企業はどうか。

どこよりも負けないスピードと俊敏性を意識し、向上させようとしているだろうか。

一流の経営コンサルティング会社が主催する”経営者セミナー”には、上場企業の本部長が参加している。周囲を見ると、その半分以上は中小企業の社長である。ランチェスター戦略のように、そもそも大企業と中小企業は取るべく戦略が異なるのに、大企業向けのセミナーを聞いても得るものは少ない。強いて言えば、大企業が取ろうとしている戦略を知り、その隙間を見つけることだ。

社内の制度にしても、組織作りにしても、本屋の店頭に並んでいるのは、みな大企業向けのコンサルが書いたものだ。そもまま受け入れれば、中小企業が、中小企業らしさを出せなくなる可能性させある。

中小企業がやることは、とにかくスピードと俊敏性を高めることである。それまでの検討過程は別にして、トップが「やる」と言ったら全員が一丸となって「やる」集団を作るのだ。こんなことは、社長に真剣に取り組めば、10名の会社でも100名の会社でも直ぐに実現できるはずである。できないとボヤク社長は、その大切さを真剣に捕らえていないからだ。

また、昨日決まったことが、明日はもう取りやめとなっていることさえある。社員からすれば、上に振り回されているように感じることはいがめないが、「やる」と決めて一斉に調査、分析、切り込み隊が入った結果、とてもやれないことにいち早く築くことさえある。大企業と違って、中小企業では、社長が「私の判断ミスだった、次に行こう」と陳謝して、別に切り口を探すことが可能なのである。

言い換えれば、変化を恐れないことである。

時には、ポリシーと変化は対じすることになる。「やる」と決心したことを、できるだけぎりぎりまで何とかやり抜こうという気持ちは一杯である。私も、途中で投げ出すのではなく、あらゆる可能性を模索し、1%の可能性があれば突き進みたい。しかし、こういう気持ちになると「やる」ことそのものが目的となり、やった結果はどうでも良くなってしまうことが起こり得る。1%の可能性であっても、得られる効果は、当初計画したものが得られるのであればやるべきだろう。しかし、1%の可能性のために、当初計画の10倍以上ものコストがかかり、得られる効果が半分以下になるのであれば、計画の見直しは検討すべきものであることは間違いない。

見直しをすることは、恥ではない。判断ミスは誰でもする。だからこそ、「やる」と「やめる」の決心は何れもトップには重い決断なのだ。恥じず、失敗を肥やしにして、いち早く次に進むのだ。一刻も早く切り返して、遅れを取り戻せ。

これがスピードと俊敏性である。

全ては、変化に対する適用性だ。

変化は、こちらが変化を望まなくても、時の流れ、社会変化、法律改正など、今までと何らやり方を変えていないのに、否応なしに変化を求められることがある。私は嫌だと政府に反対しても、決まったことは実行される。変えないための反対運動を起こすのも必要かも知れないが、その運動のために変わった後の取り組みが遅くならないようにすることだって重要であろう。

ドイモイ(自由)政策を行っているベトナムでは、毎日のように法律が変わる。ある意味で共産党の一党独裁体制だから、一旦「良かれ」と思ったものは、決めるのも、変えるのも早い。これのスピード感は、もはや日本政府は追いつかない。

法律が変わると、戸惑う人とチャンスの人が必ず生まれる。法律はなぜ変わったのか。自由主義を取り入れて規制緩和を行い、もっと国を発展させるべきだと考え、政府に具申していたような人は、法律が変われば、その後どうなるかを予期している。変わることでできるようになること、変わることで新しく誕生するビジネス像が目に浮かぶのである。

自家製のタイムマシーンに乗って、わずか1年後の姿を見てきたのかも知れない。もし、そうだとしたら、その人が負け組みになるはずがない。チャンスを得るとはこういうことだ。

変化は、チャンスをもたらす。

変化は、待っていても起きないことだってある。こちらから、変化を起こさなければ、動かないものは山ほどある。

つまらないとこで言えば、気分転換。例えば、職場。駅からもそんなに遠くなく、比較的その割には家賃も安いところに事務所を構えているとする。別に社員数が増えた訳でもないから、移転の必要性などない。でも、この気持ちでいると、環境を変化させて、チャンスを得る考えは生まれない。だって、満足しているのだから。なぜ、満足しているのか、それは、目的や目標にあった適度な環境だからだ。

でも、目標を2倍にしよう考えたら、それでは済まない。社員を増やす方策を考える、より効率的に動ける机配置などを考える、もっと立派なビルで、広い事務所を考える。事務所を移転すれば良いというものではないが、例えばとして、このように自ら環境変化を起こし、気分転換を図って、目的意識をより高めるのも重要なことだと思う。

自らの生活でも、キャリアでも、経験でも、変化は、その後の大きな可能性を生み出す。

変化することは、確かに怖い。変化後の可能性もあるが失敗だってある。でも、変化しなければ失敗はしないが成功はしない。それどころか、変化しなければ、徐々に失敗に向かっているのである、ただそれに気づかないだけだ。

チェンジはチャンスを作り出す。

変化して、可能性を掴もう。失敗したら、また変化したら良い。失敗する前に辞めたって良いじゃないか。変化しなければ何も始まらないのだから。

まずは変化しよう。これこそが挑戦なんだ。チャレンジとは、チェンジしチャンスを掴むことである。

最後まで読んで頂き、感謝申し上げます。

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投稿者 :堀田信弘: 2006年12月11日 08:03