ドリームクラスターの経営理念は、「"夢"と"夢"の集合体を目指して。仲間の"夢"を共有する、それが私たちの"夢"です」だ。
私は、この理念を制定するとき、"夢"について、二つの想いを込めた。それは、「夢を叶える」と「夢が持てる」だ。
夢を持った人たちが集れば、会社の夢も広がる。夢を持った人たちの夢を叶える会社になる、そんな夢を持った会社にしたい。ひとつの仲間の夢を叶えることは、会社の夢もひとつ叶うことである。仲間の夢と会社の夢は同じなのだ。「夢を叶える」会社、それが一つ目の私の想いである。
二つ目は、「夢が持てる」会社。
私は、実はこちらの想いへの比重が大きい。"夢"と"夢"の集合体を目指すの、最初の"夢"は、夢を持った人を指す。そして次にくる二つ目の"夢"は、「夢を持ちたい人」を指している。「夢を持った人」と「夢を持ちたい人」が集る組織にしなければ、仲間の"夢"を共有するという気持ちになれない。
仲間の"夢"を共有するというのは、自分だけが夢を叶えるのではなく、他の人の夢の手助けをしたり、夢を持つお手伝いをするという意味である。この仲間を大切にする気持ちがなかれば、"夢"の共有などあり得ないのだ。
私は、明確な夢を持った人を集めることより、明確な夢を持たない人に夢を持たせることのほうが遥かに難しいと思う。
夢を持った人は、目標が明確だから行動力がある。そんな人が多く集めれば、会社の機動力は断然高くなる。幸い、ドリームクラスターは、社長になりたい人が多くいる会社だから、社員のポテンシャルは極めて高い。とてもありがたいことである。
私は、このポテンシャルの高さをもっと活用したいのである。それが、「夢が持てる」会社への活用である。
100人の若い人に「夢があるか?」と聞いて、何人が明確な夢を持っているだろうか。正直言って、私自身は20代初めの頃、明確な夢を持っていなかった。私がそうなのだから、夢を持った人は集れと言っても空しい。「夢を持て」と言っても自分はどうなんだと思う。夢を持ちたくない人などいないのだから。誰もが夢があったほうが良いと思っているに決まっている。持ちたいけど、それが明確にできていないだけなのである。
夢を持っている人は、目標が明確な人で、夢が明確でない人は、目標がまだ定まっていない人に過ぎない。簡単に言えば、早いか遅いかだ。人間として、どちらが上でどちらが下というものでもなく、ましてやどちらが能力があるかとは全く言えないである。
夢という明確な目標は定まっていなくても、夢を持ちたいという強い気持ちさえ定まっていれば、夢がもてるのは時間の問題だ。だから、夢を持った人も夢を持ちたい人も、どちらも意欲的な存在にかわりないのである。
だから、私は、「夢が持てる」会社にしたい。
経営者として私ができることは、夢を与えることである。夢を与えるということは、夢とは何かを見せることだ。私が、夢がない人の夢を設定することではない。夢を見せることは、実現すること以外ない。ただ夢を語っていても、実現しなければ、夢物語にしか過ぎない。夢は叶えるためにある。持つだけでは意味がないのである。
ドリームクラスターは、夢を持った人が多いから、夢を実現するヒントが自然に集ってくる。私は、それをひとつづつ実現するだけ。夢を持っていなくても、夢をもちたい気持ちがあれば、ひとつひとつ実現される組織に入れば、夢を持てるはず。夢を持った人の夢が叶う姿を見ることが、最大の刺激になる。
従って、「夢を持てる」会社にするということは、「夢を叶える」会社になければ成し遂げないのである。
そういう会社になりたい。
だから、いま夢がなくても、夢を持ちたい人に集ってほしい。
「夢を持っている」人と「夢を持ちたい」人という"夢"というキーワードのもとに集った仲間たち。お互いを認め合い尊重しあうことで、"夢"の共有化ができ、助け合うことができるのだ。
そして、この経営理念は、「私たちは、夢を持った人々同士が手をつなぐことで、社会の夢、未来に貢献できると確信しています」と続いてある。夢を持った人が、夢を持とうという人に夢を与え、皆が夢に向かえば、きっと社会が求める夢の実現に貢献できるはず。そうありたい。
夢を持った人が強者となって、夢を持ちたい人を上から見下ろすようではダメなんだ。そんな会社の未来に夢は感じない。
私の仕事は、「夢を叶える」ことと、夢が叶った人に、後輩の夢を叶える人になってもらうことのふたつである。夢が叶った人は、クリアーしたことで夢を失った人である。そういう意味で、昨日まで夢も持っていた人が、叶った瞬間から次の夢を探す人になるのである。だから、夢を持ちたいという人の気持ちを理解し、夢を与える側になってほしいのだ。
夢に終わりはない。これは欲求と同じ果てしない。しかし、その欲求は、お金やものや名声などの私欲の大きさではない。高さ、深さでなくてはならないと思う。
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投稿者 :堀田信弘: 2007年3月10日 11:35