昨日は、末っ子のドッチボール市内大会が開かれた。市町村合併後に開かれる初めての大会。旧市町村の各小学校子供会から30チーム近い参加があった。
この日の大会のため、5月連休明けから約3ヶ月間、毎週日曜日に練習をしていた。
私もコーチとして、ずっと練習に付き合った。
2年生から6年生までの学年混合チームをつくり、約20名が毎週特訓した。
私たちの子供会は、6年連続で一勝も出来ていない。私も4年前からコーチを行い、何とか一勝をと子供と同じ気持ちになって汗をかいた。
今年のチームは、6年生が二人、5年生が二人で、残り6人は4年生、3年生から交代に選ばれた。
こんな学年構成しか取れないチームだから、今年も一勝は重く感じた。
大会前日、6年生の主将が足を捻挫した。
当日、本人は痛みを堪えて出場したが、思うように動けない。
試合は、予選リーグから始まる。4チームの総当り戦で、上位2チームが翌日の決勝リーグ、決勝トーナメントへと進む。優勝、準優勝の2チームが県大会に出場できる。
予選リーグでは、3試合中2勝したチームが決勝リーグに進出できるわけだ。
一試合目。
予想通り、2-0で大敗。コテンパにやられた。負けることは予想できたが、普段の練習の成果が出ていない。やられたというより、自滅したという感じだった。
2試合目まで2時間近い空き時間が生まれた。その間、気持ちを引き締めるため、汗だくになりながら猛特訓した。
「あと1敗すれば全てが終わる」とハッパをかけた。
2試合目。
目の色が変わっていた。真剣な眼差しで試合に臨んだ。相手は、6年生が半分近くを占めるリーグないで最も強そうな相手。
接戦に、接戦を繰り返し、なんと見事勝利をおさめた。
子供たちは、7年振りの一勝に感激し、涙目になっていた。私も胸がジーンと感動した。
「よし、あと一勝で決勝リーグに行けるぞ」
3試合目。
相手は、こちらと同じ一勝一負のチームだった。どちらか一方が決勝リーグに行ける。
見るからに弱そうなチーム。それが良くなかった。
一勝できた喜びからか気が緩み、ミスが相次いだ。
1セット目。残り30秒のところで追いつかれ、同点に終わった。ドッチボールでは、そのセットの勝敗を決めるため、1分間の延長戦が行われる。
1分間では、一人が先に当てられたほうが圧倒的に振りになる。1分間で決まらなければ、決まるまで繰り返す。
延長戦が始まった。瞬間、最も小さな子が当てられた。そして、そのセットは負けが決定した。
2セット目。このセットで負ければ終わりだ。
5分間の中で、前半有利に試合を進めた。残り1分を切った頃、私は勝ちを確信した。しかし、私の心と子供たちの心は同じだったのか、油断してあれよあれよと言う間に同点に追いつかれ、またも延長戦となった。
延長戦の1分は長かった。
緊迫した中、6年生が当たった。その瞬間、負けが決定した。
子供たちは、一斉に涙を流した。完全に勝てた試合だった。子供たちは、悔し涙を流した。
私もその姿を見て、目が潤んだ。
6年間監督を務めた父兄もこの試合で引退する。子供たちは、監督と抱き合って泣いた。
人間にとって、嬉し涙より、悔し涙のほうが遥かに成長になる。一生懸命でなければ、悔し涙は出ない。
子供たちの姿を見て、私は悔し涙を流すくらい仕事に打ち込んでいるだろうかと考えさせられた。
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投稿者 :堀田信弘: 2007年7月30日 01:15