【堀田信弘の今日の語録】 『この会社は、きっと伸びるだろうな。他の会社と違うことができること自体に可能性を秘めているから。』


ビジネスについて  「活・喝・勝」


ピンチの奥にチャンスを見る

需要と供給で、ビジネスが成り立つ。需要があるから供給する。供給するものがあっても需要がなければ成り立たない。自然なことである。

世の中が不景気に入った。良い話が聞こえてこない。

でも、良く考えて見ると、良い話が聞こえてこないのは当然である。良い話をしない人たちと会っているからである。どういうことか。

あなたが会った人は、これまで良い話をしていた人か。あるいは同業の人か。良い話を聞いたのなら、儲かっているところに行かねば聞けるはずもない。

不景気に入ったために、景気が良い会社は必ずある。

ビジネスは、需要と供給だ。例えば、IT業界はこれまで人手不足だった。需要が多くて供給が追いつかない状況だった。これを業界では景気が良いと感じていた。

しかしながら、景気が良いと、メーカーは挙って正社員を採用する。優秀な人材を取り合った。学生は複数の企業から内定をもらい、選び放題だった。

だから中小企業には人が回らなかった。需要に対応できない。対応できなければ受注できない。そのため、採用費を大量に費やした。人材斡旋会社や求人広告会社は潤った。景気が良い時には、供給戦争状態である。決してこれが有利かと言えば、そうとも言えない。


昨今は景気が悪い。採用を控えるようになる。メーカーの設備投資、新規開発も中断する。そのため、今度は一斉に人が余る。供給過多になった。これを不景気と言う。

ところが、不景気になると、もっと安くできるところはないかとコスト削減意識が働く。これまでは供給が追いつかなかったため多少高くても目をつぶっていた。

そこで登場するのが例えばコスト削減のためのアウトソーシングである。少ない需要に対応するため、少しでもコストが下がるのなら何でも受け入れる状況が生まれる。そして、再び海外でのオフショア開発も増加し始めた。コスト削減ビジネスはさらに需要が増すだろう。

景気が良いときは、お金をかけないととても採用ができなかったのが、人が余るとどんどん採用できるようになる。採用という一面を見れば、中小企業にはチャンス到来である。仕事があるのに人が足りないと言っていた経営者には朗報である。これまで未経験者しか採れないで育てるのに苦労したのが、経験者がゴロゴロ余っている。

これで供給は万全である。後は、需要をどう見つけるかだ。状況が逆さまになっただけだろう。

このように状況が変わったお陰で、これまでと立場が逆転した人がいる。そんな人に会っているか。会っていないから、ただどこも悪いと嘆くだけなのである。

ピンチを裏から眺めると、必ずチャンスが見えてくるはずだ。

ピンチな時こそ、新しいビジネスが生まれる。絶好のチャンスだ。

悪い悪いと言っていても始まらない。悪い業態に入っているのだから、驚く必要もない。ピンチの奥を見つめ、チャンスを掴もうではないか。

需要がないのなら、需要があるところに行くしかない。それが無理なら、この時代の流れにあった新しいビジネスを創出する以外にないだろう。嘆いていても一向に解決しない。ピンチの後にチャンスが来ると待っていても何も変わらない。野球のように、守備から攻撃に裏表が変わらない限り、いつまで待ってもチャンスは訪れない。

過ぎるのは時だけ。そして体力を消耗するだけである。

いち早く、自らの目でピンチの奥のチャンスを見つけるのだ。必ず正反対の事象があるに違いない。

最後まで読んで頂き、感謝申し上げます。

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投稿者 :堀田信弘: 2008年10月14日 05:04