【堀田信弘の今日の語録】 『この会社は、きっと伸びるだろうな。他の会社と違うことができること自体に可能性を秘めているから。』


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オンリーワンよりナンバーワン

信念とは、自分が固く信じ、それを実現しようと念じる心であり、揺るぎないものである。 その信念を実現するための方法は、様々であり、信念を貫くためなら、あらゆる手段を講じることだろう。

だから、信念と言えるほどの大それたものは、軽々にあるものではない。それなのに、それは自分の信念だ何て軽々しく口にするのは、軽率であり、薄っぺらである。あるいは、信念と願望や、プライド、または方法論と履き違えているのではなかろうか。

あなたの最大で唯一の信念は、何か。

と尋ねられ、ずばり何て答えられるだろう。最大で唯一のものである。複数ではなく、唯一である。それ以外に複数の信念があるとするならば、それを実現しようと念ずる心が複数存在することであり、それは、本当に自分が固く信じる信念と言えるのだろうか。それは、願望ではないか。

経営における私の信念は、組織作りである。

私は、このブログで信念という単語を使った記事を、これまで54回も投稿した。その54回の中で、組織作りこそが私の信念であるというを18回も書いた。そして、これが19回目である。

つまり、私の経営論の基幹的な考えである組織作りは、揺るぎない信念なのである。強い組織なり、変化に柔軟な組織なり、方法や手段は様々であるがあるが、組織をどう構築するかを考え、邁進することが、経営を成功に導くものだと固く信じている。

これは、私の信念であり、他人からとやかく言われる筋合いのものではない。ただし、その信念を実現するための方法なら、多いに耳を傾けたいところである。

経営において正しい方法論など存在しない。確固たる信念を持って、様々な方法を試すことは実現するためならば当然受け入れるべきである。

だから、私は、信念以外のことは、すべてゼローベースから見直すことがあっても何ら不思議ではなく、むしろ時代の変化に柔軟に対応すべきであると考えている。それは、信念を曲げることではなく、方法や考え方を変えることであり、信念を実現するためなら大いに行うことであろう。

このように、全てのことを全面的に見直すことさえも惜しまなく柔軟に変化させることは、私の信念だとまでは言わないが、最大で唯一の信念のためならば、当然なことと考えている。

私は、今、あらゆることを見つめなおしてみたい。

例えば、ドリームクラスターの事業方針。

規模の拡大より質の向上を重視する、売上よりも利益を重視する、経営と執行の役割を明確化する、この3つの事業方針により、私たちはナンバーワンよりオンリーワンを目指す、とある。

立派に掲げた事業方針だが、実態とそぐわない。それはともかくとしても、私は、自分の心の内側を、もう一度、見つめなおしてみた。

なぜ、ナンバーワンより、オンリーワンなのか。

たどり着いた答えは、負け犬の遠吠えであることに気がついた。

プロのスポーツマンは、オンリーワンなどいう言葉は絶対に使わない。目指すはナンバーワンである。真底からナンバワーを目指していなければ、現実的にはナンバーワンにはなれないにしても、鼻からナンバーワンを目指してないとしたら、到底ナンバーワンどころか、プロとして通用しないであろう。

子供の頃から、地域でナンバーワンを目指し、少年になって地区でもナンバーワンを、甲子園でもナンバーワンを目指すような志がなければ、死に物狂いの練習には耐えられないであろう。

ならば、プロという職業人、プロの経営者も、自分が選んだ事業において、ナンバーワンを目指さなければ、ナンバーワンになることなど到底ありえないし、それどころか、その事業において生き残ることさえも難しいであろう。

あらゆる事業が、世界をも巻き込むグローバルな競争となり、究極的には上位数社しか生き残れないような熾烈な争いとなっている。それなのに、初めから自分の力の無さを認めて、ナンバーワンを目指さないのであれば、生き残れるはずなどない。

私の心の内側は、オンリーワンという響きの良い屁理屈を並べ、堂々とナンバーワンを放棄するような小心で、弱虫な人間だと気がついた。しかも、本当は、できることならナンバーワンになりたいという隠れた願望がありながら、それを隠し体裁のみを考えていたのた。

これは、単にナンバーワンを目指すことができない負け犬の遠吠えである。

この程度の人間が、オンリーワンと声高に叫んでも、オンリーワンの商品など生み出せるはずもなく、ましてや初めからナンバーワンを目指さないのだから、ナンバツーにもスリーにもなれるはずもない。

このようなレベルの低い、陳腐な発想では、オンリーワンもナンバーワンもなく、企業戦争の中で生き伸びることさえ困難なのである。

私は、これを機会に、あらゆることを見つめなおそうと思う。

来年は、すべてをゼロから考え直す年にしたい。

最後まで読んで頂き、感謝申し上げます。

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投稿者 :堀田信弘: 2008年12月27日 05:02