【堀田信弘の今日の語録】 『この会社は、きっと伸びるだろうな。他の会社と違うことができること自体に可能性を秘めているから。』


企業経営について  「活・喝・勝」


強い組織と徹底力

今日は、わが社の創立記念日である。2004年4月1日に誕生して、今日で5歳となった。6年目がスタートする。

今期のスタートは、組織変更からのスタートである。

私は、それに先立って、昨日の朝礼で『強い組織を目指します』と書いた。

その中で、私が目指す強い組織とは、「厳しさを乗り越えられるような集団にしなければなりません。甘さを捨て、当たり前のことを当たり前にできるようにしなければなりません。」と言った。

しかし、私が言いたいのは、強い組織イコール厳しい組織、ワンマンで独断専行の組織を目指している訳ではない。

その朝礼の中で「勢い良くスピード感を持って突っ走れるような組織」にしたいと書いた。つまり、私が目指す強い組織とは、当たり前のことを当たり前にでき、勢い良くスピード感を持って突っ走れるような組織を指す。

しかし、目指すという言葉が表わす通り、これまでの現実は生温く甘かった。だから、強い組織イコール厳しい組織というのは、生温く甘さを正すという意味では必ずしも外れている訳ではない。

当り前のことが当たり前のようにできるようにしなければならない。徹底させることを徹底できるようにしなければならない。厳しい状況、辛い仕事を乗り越えようという逃げない強い意志と、一気に突っ走れる行動力を持ち合わせなければならない。

そのような組織になっていない現実の、最大の原因は、この私にある。私の責任である。

それは、強い組織イコール厳しい組織、ワンマンで独断専行の組織を目指している訳ではないと理由の元、私は、全くと言って良いほどトップダウン型の強いリーダーシップを取って来なかった。
そして、同時に「任せる」という軽々しい言葉の元に、放任してきた。

そして、グループ構成を取ってきたため、私が口出しするのは、できるだけ抑えようとしていた。

その証拠に、わが社ができて最初に役員会を開いたのは、2008年4月7日である。わずか一年前だ。

私はその日の朝、社員を前にして、「当り前のことを当たり前にできるようにしよう」と新年度の訓示をした。

そのことに関して、私は、「徹底力は、強い組織、活気がある組織を作る最も重要なことだ。経営者が、最も重要だと感じ、何が何でもやりきる、徹底させるという強い意志を持てば、誰にでもできるものである。」と『誰でもできることを徹底する』の中で、幹部に訴えた。

私は、それまでの数か月間、徹底力の欠如ついて問題意識を持っていた。そして私は、朝礼ブログの中でも『徹底力について』重要であることを書いた。

徹底力のなさは、言ったことが、スピード感を持って末端まで浸透していないことにある。やがて、私は、組織体の弱さについて、危機感を持った。

4か月前、『こちらが先に行動する』の中で、私は「私には、自ら行動を抑制しようと考えることがある。例えば、部下の自主性を重んじるばかり、出来るだけ任せたいがために発言を控えようとする。」ところがあると書いた。

これは、私の言い訳だった。任せるということを口実に、弱体化する組織を見ぬふりをして、任せることを優先し、自分を抑えようとした。しかし、組織の弱体化は、当然、業績に比例して行った。

私は悩んだ。そして数か月前から私は、その原因について分析した。

その結果、わが社には、スタッフ機構が欠けていることに気づいた。トップを支えるスタッフが充実していない。しかも、私が直接指揮できる人は、社長の佐々木だけ。佐々木が直接指揮できるスタッフは皆無だった。

そして、スタッフ機構が不足し、トップを支えることの重要さ、その意義を理解していないということが、日々の事例で顕著化してきた。

そこで今回実施したのは、最高のスタッフ機構を設けたことである。

全員が社長経験者。社長経験者が6名もいる中小企業はそうなかろう。

私は、かつて『腹となり胸となる』の中で「同じ会社にリーダーシップがある人が二人もいるような贅沢な体制であれば、間違いなく会社は成長して当然だ」と書いた。

我々のような中小企業では、ナンバー2の存在が不可欠である。これまで、わが社は、私と佐々木の二人三脚でやってきた。そこに、子会社のトップとなる4人が誕生した。

つまり、わが社には、リーダーシップが取れる人が6人もいる贅沢な体制になったのである。これで成長しないはずがない。

問題は、私が不安に感じている強い組織作りについてである。この6名が強い組織の象徴として、当たり前のことを当たり前にでき、勢い良くスピード感を持って突っ走れるような組織にならなければ、その下部組織は、これまでと何ら変わらない。

そのためには、疑念に感じた徹底力のなさについてまずは解消しなければならない。徹底力とは、会社の力を示す最大の指標である。どれだけ、決まったことが、素早く末端まで浸透し、勢い良くスピード感を持って走り出す組織かが、会社の力、徹底力なのである。

私はこれから、鬼になって、その意義を伝え、厳しく指導して行く覚悟である。全社員が全社一丸となる全員スタッフ型組織こそが、強い組織で徹底力のある組織ではないだろうか。

最後まで読んで頂き、感謝申し上げます。

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投稿者 :堀田信弘: 2009年4月 1日 05:37