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リーダーについて  「活・喝・勝」


リーダーの導き

今年2度目のミャンマー。ヤンゴンは、いつ来ても優しく感じる。静かで穏やかで、温かい。

ストレスというスモッグで包まれた東京からやってくると、何となく肩こりが無くなるような感覚になる。

我々は日本人は、殺伐さと引き換えに豊かさを手に入れた。世界第二位の経済大国は、今や自殺者世界一の国だ。

一方ミャンマーは、毎日のように停電が起き、暗闇の中で明るく光るローソクの火を見つめ、それでもにこやかとしている。

私を案内してくれるのは、いつものミャンマー人兄弟。彼らは、男三人兄弟でありながら、小さな頃から兄弟喧嘩をしたことがないと言う。弟は兄をさん付けで呼ぶだけでなく、兄も弟をさん付けで呼ぶ。

彼らのお父さんも、実に穏やかで、優しさに満ち溢れている。

宗教の影響だろうか。

仏教は、これほどまでに人を穏やかにさせるのか。

このような裾野の人々とは裏腹に、一部の特権階級は、日本のような豊かさを手に入れようと暗中模索をしている。人々が望んでもいないのに、国際社会から孤立し、豊かさと引き換えに殺伐とした人間関係が待っていることも知らないで。

リーダーは、人々をどこに導こうとしているのか。

一国は一人を以って起こり、一人を以って滅ぶ。

長のキャラクターと組織の風土カラーが一致している時、その組織は間違いなく強い、そして、業績も悪くない。カラーは、長の能力とは別物である。

逆に言えば、個性と組織のカラーが一致していない時は、どんなに長が有能であろうと、マイナスの効果のほうが出てしまう。

ミャンマーでは、長のキャラクターと組織の風土カラーが一致していないことを痛感する。

人々が望んでいることと、トップが考えていることが明らかに異なるから、成長できないのだろう。誰も軍事政権など望んでいるはずもなく、鎖国などしていないのに、外国から経済制裁を受け、最貧国として苦しい生活を虐げられている。

振り返って、わが社はどうだろう。

あるいは、御社では、リーダーのカラーと、組織の風土カラーは一致しているか。

もし一致しているのなら、その組織は強い。強いということは、成長しているはずである。

しかし、どんなにリーダーが有能であれ、組織風土がそのリーダーについて行けず、カラーが異なっては力が発揮できない。

あるいはその逆に、どんなに優秀な人材を集めても、リーダーが無能なら、その優秀な組織を導くことはできない。

リーダーは、リーダーが目指すべき方向性を示し、それに賛同を求める。しかし、リーダーが目指すべき方向性がどんなに素晴らしく、どんなに論理的に正しいものであっても、その導きに従って動くのは、裾野にいる人々だ。

リーダーのスピードはとても重要だが、人々がついていけないほど、リーダーが彼らを残して走る抜けようとするのも問題だ。

人々が、リーダーを誇りに思い、リーダーと共に歩もうとしなければ、リーダーの独りよがりになるのである。

私は、どんなリーダーなのだろうか。

私は、独りよがりになっていないだろうか。

私は、殺伐さと引き換えに、豊かさを手に入れようとしていないだろうか。

私は、人々の嘆きや悲しみ、辛さの声が聞こえているだろうか。

ミャンマーは最貧国とされながらも、ここで暮らす人々の笑顔は明るく、たくましく生きている。

わが社も、貧しいながらも、働く人々の明るい笑顔が見える組織でありたい。そして、たくましく生き延びようとする必死さも身につけたい。

この国に来ると、リーダーが人々をどこに導こうとするのか、考えさせられる。

最後まで読んで頂き、感謝申し上げます。

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投稿者 :堀田信弘: 2009年4月11日 05:55