【堀田信弘の今日の語録】 『この会社は、きっと伸びるだろうな。他の会社と違うことができること自体に可能性を秘めているから。』


嬉しい出来事  「活・喝・勝」


縁と運

数年前、彼は、偶然私の隣の席に座った。出会ったばかりなのに、なぜか話が進んだ。これも何かの縁かも知れない。

一緒に紹興酒を飲んだ。1時間ほど経って、お互いの悩み話を言えるほどまでに話が弾んだ。私は、優しい話方に、安心感と安堵感を感じた。何を言っても、私の話を聞いて頂き、包容力の大きさに感心した。

感心したという言い方は、大変失礼な言い方も知れない。その理由は、私よりも5つほど年上で、しかも豊富でかつ、様々な業界経験を持つ。

翌朝、メールが来た。

「夕べは、大変失礼しました。初めてお会いしたにも関わらず、個人的なことまで相談にのって頂き、大変恐縮しております。無礼な振る舞いでなかったことかと心配しています。ご迷惑をおかけ致しましたら、心からお詫び致します」

これが最初にもらったメールである。

それから何度も酒を飲み交わす親しい中になった。

東京にいる時、何度かお客さまを紹介してもらうために同行したことがある。彼の歩くスピードは、驚くまでに早く、これほどまでに早く歩く人に出会ったことがない。その姿に、全身から行動力が漲っていることを感じられた。

数年振りのお客さまでも、ほんの数回しか会っていないお客さまでも、彼への印象はすこぶる高い。印象に残るのだろうか、それともそんなことは気にしない彼の大らかさが、皆を引き付けるのだろうか。彼を嫌いだという人は、まずいないであろう。

私は、一緒に仕事ができることを望んだ。そして、同時に、失礼ながらも、もっともっと活躍できるフィールドを提供したいと思うようになった。

それから1年ほど経って、今では毎日何通も彼のメールに目を通す関係となった。わが社の社員になったのだ。これも何かの縁なのかも知れない。

その彼は、現在、ベトナムの子会社ライジングマスターで、取締役をしている。

先日、お客さまより一通のメールが届いた。

「西田様のお人柄、ご経験、人脈等考慮するに、私よりも全くの適任と考えてお願いした次第です。」

このメールの送り主は、超一流企業の前任者からである。西田さんは、この前任者より本日付けで、ホーチミン・日本商工会のIT部会長を拝命することになった。

人から評価され、信頼され、推挙された功績はとても大きい。単なる営業力があるというのではない。尊敬に値する。

メールに書かれた"お人柄"という単語は、彼のためにあるような感じさえする。そして、人柄だけでなく、訪越して僅か1年足らずで、日系企業の多くの経営者と親交を深めた行動力には屈服する。

これは私にとっても、本当に嬉しい出来事だ。これも何かの縁なのかも知れない。

訪越前、私は「ホーチミンという小さな村は、東京よりも遥かに西田さんに合っている。しかも、ライジングマスターなら、何でもビジネスにできる。様々なことを一緒に考え、色々なことに挑戦して下さい。」と伝えた。

そして現在。西田さんが訪越してから、ライジングマスターの業務内容は、何十倍に拡大した。顧客も増え、業務が多様化できた。

水を得た魚のように、とても気持ち良く泳いでいるように覗える。本当にありがたい。そして、感謝したい。

私は、本当に幸せだ。縁と運を感じる。

私のような若輩者で、世間知らず、能力不足でわがままでかつ、年下の上司の元で、しかも遥か遠いベトナムの地で、懸命に働いてくれている人がいるというのは本当に幸せだ。

私は、何か恩返しをしなければならない。いつかきっと恩返しができる日までは、西田さんがベトナムに行ったことを後悔だけはさせないようにしたい。それは私の宿命であり、縁と運への約束だ。

私は、本当に幸せ者だ。

最近、幸せ者だと意図的に意識するようにしている。すると不思議に、今回のような嬉しい出来事が舞い込むようになった。幸せだと意図すると、幸せがやってくる。幸せな人が寄って来て、私までも幸せにしてくれる。

今度は、この幸せを、私が私と接する人に与えられるようにしたい。

私は、運が良い。これも意図するようにしている。意識的に運が良いと強く念ずると、運が良い出来事がやってくる。

先日、私は、妹と西田さんと三人でミャンマーに行った。

ミャンマーの占い師は、三人の相性が良いことと、近い将来、私の運の良さを三人で共有できる良いことがあると言われた。その第一号が、今回の出来事ではないだろうか。

せん越ながら、私は、とても頼りになる親友とも呼べる先輩部下を得て、本当に嬉しい。

そして、今後も、私は人との出会いを大切にしたい。縁を大切にすれば、運が必ずやってくる。

最後まで読んで頂き、感謝申し上げます。

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投稿者 :堀田信弘: 2009年5月 1日 05:38