【堀田信弘の今日の語録】 『この会社は、きっと伸びるだろうな。他の会社と違うことができること自体に可能性を秘めているから。』


リーダーについて  「活・喝・勝」


反省と感謝とリーダーと

私がこのブログの中で最も多く使用した言葉は、『反省』である。これまで投稿した700近い記事のうち、96記事で使用した。次に多い言葉は、『感謝』である。93記事で使用した。

つまり、『反省と感謝』とは、ほとんど差がなく最も多く用いて来た言葉なのである。ちなみに、『反省』と『感謝』の何れかを使用した記事は、140記事もあり、全記事の2割を占める。今回のように、一つの記事の中に『反省』と『感謝』の両方が含まれているのは、40記事である。

なぜ、この言葉を多く用いているのか。

これは、他人を批判する前に、私自身が、最も出来ていない点だと感じ、ほんの少しでもできるようにならなくてはと、痛感しているからである。

だから、140回も繰り返し、繰り返し、"お経"のように、『反省』と『感謝』という言葉を繰り返し用いて来た。

「反省やと感謝が全くできていない」と、時にはある出来事や、他人を批判しつつも、実は、最も批判されるべきはこの私である。まずは、この点を反省しなければならない。

では、反省とは何なのだろうか。

自分の言動を省みて、良くなかった点を認めて、改めようと考えることである。

つまり、反省には、省みることと、改めようとすることの2段階からなる。前述したように、私自身が、最も出来ていない点だと感じ、ほんの少しでもできるようにならなくてはと痛感しているのは、この2段目のことだ。

一段目の省みることはできても、改めようとすることができない。正確に言えば、改めようと考えることはできても、それを実現することは中々できないということである。考えても、行動できないのなら、他人から見て、考えていないのと何ら変わらない。

つまり、反省できない人というのには、省みることすら出来ない人、省みても改めようとしない人、改めようと考えても行動できない人、行動しても途中でやめてしまう人など、結果として、気持ちで反省しよう思うが、行動しようが、何も変わらない人は、反省できない人なのである。

結果として、反省できていない私だから、本来であれば、これ以上、踏み出すことは何様かということになるが、敢えて言わしてもらう。

第一段階の省みることすらできない人、これができない人にだけには、リーダーにはなってほしくない。リーダーに非ずならしも、リーダーなら、常に省みることは極めて重要である。

一部の勘違いに、自分のポリシーだ、自分らしさだと、自分を貫くことを先行するあまり、省みることをすら放棄するリーダーがいる。省みることを後ろ向きと考えているのか、あるいは後悔しないということの履き違いなのか、自らの言動を省みて、良くなかった点を認めて、改めようと考えることをしないのでは、リーダーとしては不適格である。

省みるとは、良かったのか、良くなかったのかを考えることである。それを、省みないということは、自分の行動の全てが良いと自惚れることであり、傲慢であり、無知である。

なぜ、そのような人間がリーダーになってはいけないのか。

それは、感謝することができないからである。

私にとって、反省と感謝は、対の関係にある。反省できない人は、感謝できない人なのである。

自分のことを省みれないような人が、人の痛みや、人の良さ、恩、助け合いなど、心情を深く理解できるとは到底思えない。

自分の悪い点を省みて、改善しなければと思っている時に、それを補ってくれるような手助けがあれば、ありがたいと自然な感情が生まれるはずである。

その自然な感情が生まれるのは、自分の弱さ、至らなさを自分で十分に認識しているからである。だから、反省できない人は、感謝できない人なのである。

もちろん、その逆に、感謝できない人は、反省もできない。

人が人の痛みを感じ、人の優しさや、人の大切さを感じられなければ、感謝などできない。

感謝出来ない人は、人に助けられても、助けられたことを感じない。当たり前のことだと感じるから、ありがたいと思わないのだ。その気持ちが起こるのは、自分の与えた量と、他人から与えられた量を比較し、誤認していることから起こる。

自分のほうがたっぷり与えたという気持がある以上、相手からされた小さなことは当たり前にしか思えない。それは、ある意味で自然な感情なのかも知れない。

がしかし、その自然な感情で考えるようでは、リーダー失格である。そもそも、リーダーとは与えるものである。与えられるものではない。だから、自分のほうが多く与えているとの気持ちが少しでも起きたら、小さな出来事に感謝の気持ちなど起きやしないのだ。

そのようなタイプは、自分が部下の時、リーダーに感謝することができなかった者に多い。リーダーをリーダーと思わず、自分がリーダーよりも上だと自惚れた考えを持ったまま、リーダーになってしまうケースである。自分が感謝したことがないのだから、感謝されようとも思わないし、感謝しようとも思わない。

そのようなリーダーの部下は、不幸である。なぜなら、その部下は、そのリーダーが部下時代の時と同じ思いをさせられるからである。つまり、リーダーの教えに沿って、感謝することも、感謝されることもしない部下になるのである。

私は、完璧な人間ではない。

だから、反省が必要だと思っている。

だから、感謝の気持ちが必要だと思っている。

思っているだけで、実際に行動にすることは、容易いことではない。だからこそ、その気持ちだけでも持つことに、大きな意味があるのである。

現状よりも、半歩でも一歩でも、ほんの僅かでも、反省と感謝ができる人間でなければ、人の上に立つリーダーになる資格はない。

なぜなら、リーダーとは、反省と感謝を教え、指導する教育者でもあるからである。会社のリーダーであるならば、社員教育の基礎は、お客さまに対する、反省と感謝を教えることなのである。

だから、リーダーにとって、反省と感謝の気持ちを持つことは、不可欠なのである。

そういうお前はどうなんだ。という声が聞こえてくるのを感じながら、私も、常に反省と、感謝の気持ちを忘れないように、心がけている。

最後まで読んで頂き、感謝申し上げます。

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投稿者 :堀田信弘: 2009年7月 2日 05:14