組織の器はトップの器の決まる。これは私の持論だ。組織の大きさは、トップの大きさなのだ。組織の成長力は、トップの成長力であり、組織の強さは、トップの強さである。全てが、組織の器はトップの器の決まると言って過言ではない。
「世の中には、小さな会社と大きな会社がある。小さな会社は、全てが小さい。組織はもちろんのこと、発想も、動かせるお金も、そして、何よりも社長自身の器量が小さい。社長の器量が小さければ、絶対に大きな会社にはなれない。」
これは、『小さな会社の社長と小さな器量の社長』の冒頭の文である。
『社長の器が組織を創る』の中では、「多くの社長は、「会社は規模ではない」と自信を持って応える人が多い。その社長は「小さい組織でも良いから強い組織にして、世の中にないものを創りたい」と続く。 その理念は素晴らしい。しかし、現実は、そう言う社長の会社は小さい。小さいから悪い訳ではないが、規模の大きい社長はそんなことは言わない。」と書いた。
私は、会社あるいは組織の規模を求めることを事業だとは思っていないが、事業の規模が会社・組織の規模を表すのは自然だと思っている。つまり、事業が拡大すれば、自ずとそれに対応するための組織は必然的に大きくなる。
無論、事業の拡大よりも、それ以上に組織が拡大してしまっては本末転倒になるのは当然である。
そんな当たり前のことは前提として、組織のトップの器が、組織の規模も、組織の成長も、そして事業の発展も比例しているのは間違いない。
それは部門単位でも同じである。
私はかつて、8年間も売上が横ばいであった事業部を、僅か2年間で2倍近い事業規模にした。当然、それに伴って組織も拡大させた。
私はかつて、全く新しい拠点を創設し、僅か4年間で、会社全体の半分の売上規模までに成長させた。
このように、例え社長が変わらなくても、部門単位で、その部門のトップが本気で動けば、組織は成長するのである。
私は昨日から、日本クラウドの社長となった。事業の半分は、39年の歴史がある組織、残り半分は6年ほどの新しい組織である。つまり、私は、これまでの2倍の事業規模、2倍の組織のトップとして、その力量が問われる立場になったのである。
そして私の役目は、両方の事業を拡大することである。
仮に、事業が二倍になれば、当然、それに伴って組織も大きくなる。組織が大きくなるということは、現在の組織に新しい人材が増えるということである。すなわち、それはその組織に新しい血を注ぐことであり、組織を変えることである。
私は兼ねてから、経営とは組織創りだと思っている。どのような組織に編成し、どのような人材をどこに配置し、そして、組織間でどう競争、共存させられるか、全てが事業を構築する上で、あるいは顧客満足を高めるために必要不可欠なのだ。
そして、事業を成長させ、事業を拡大させられるか、それら全ては、その事業の責任者、組織のトップの器にかかってくるのである。
そして、社長の責任は、その器を適材適所に配置し、組織を構築することなのだ。その社長の器が小さければ、器の小さなものしか配置することができない。すなわち、社長の器が、会社の器を表すのだ。
全ては、トップの器しだいということである。
私は、部門のトップにもそれを求めて行く。そのトップの器が小さいと思えば、大きい器になってもらうようにするのが、私の仕事だ。そして、それでも大きくならなければ、速やかに別の器と変えるのも私の仕事である。
そのやり方が正しいか、間違っているかで、私の器は評価される。
小さな会社は、全てが小さい。組織はもちろんのこと、発想も、動かせるお金も、そして、何よりも社長自身の器量が小さい。社長の器量が小さければ、絶対に大きな会社にはなれない。
私の器は、どれほどのものなのか。私はその大きさを確かめるべく、限界に挑戦したい。
もし、この程度が私の限界と思える時期が訪れたなら、私は、もっと大きな器を持つ次代の人に、その運命を託す。それも私の責務である。
組織の器はトップの器の決まる。これは私の永遠の持論である。
そして、私はそれを証明するために、行動している。これが私の器である。
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投稿者 :堀田信弘: 2009年10月 2日 05:16