【堀田信弘の今日の語録】 2010年9月 8日 『中身じゃないよ見た目だよ。中身がしっかりしているのなら、見た目もしっかりすれば良いんだよ。見た目がしっかりしていても、中身がないんじゃ話にならないが。』


嬉しい出来事  「活・喝・勝」


運は行動からしか生まれない

どうせ生きるのなら前向きに生きませんか。ストレスから逃れたいというのは、長生きをしたいからなのでしょう。長生きをしたいからこそ、それを阻害しようとするストレスから逃れたいのですね。

でも、長生きは結果なのです。どんなにストレスを除去し続けた生活をしようとしても、それが仮に出来たとしても、長生きできるかどうかの保証はないのです。明日、交通事故で死んでしまうかも知れないではないですか。

高齢化社会と言われる現代ですが、その高齢者の大半は、残虐で卑劣で、悲しい戦争を経験した世代の人たちです。貧しく、必死で働き、戦後の発展を支えた人たちです。

そのような大きなストレスを背負ったはずの人たちが、こうして今の日本を築き、そして生き伸びているのです。長生きしているのです。

それに比べ、今の現役世代はどうでしょう。身内が次々に無くなる戦争を経験している訳でもなく、貧しくて飢えに耐えている訳でもありません。いつ殺されるかも知れないという恐怖の中で生きているのでもないのです。

しかし、経験した人のことを、経験していない人に言っても仕方ありません。現に、私も戦争を経験している訳でもなく、偉そうなことは言えないのです。

ただ、一つ言えることは、今でも、この瞬間でも、世界中には、戦争や飢餓など、自分ではどうしようもない現状に置かれている人がいるということは間違いありません。

そのことは、知ろうとする気持ちさえあれば、誰でも直ぐにでも知ることができます。戦闘が行われているところは無理にしても、貧しさで苦しんでいる国に訪れることは可能です。

そんなことにも興味がない、関係ないと思っているのですか。それほどたくましい意思があるのなら、一々小さなことでくよくよしたり、ストレスだと騒いだりしないことです。

強い精神力を持つということを自分自身で考えてみませんか。

私は弱いのだと自分に何度言い聞かせても何の解決にもなりません。どうせ言い聞かせるのなら、自分は強いのだと言い聞かせてみましょう。何でも解決できるようになるでしょう。

無駄なことをやっても無駄なのです。有益なことをやらなければ意味がないのです。そして、最も無駄なことは、後ろ向きに考えて、何もしないことです。

何もしないことで、リスクを回避できたとしても、何もしないということは、何も新しいことを生まないのです。

前向きになるというのは、自然に後ろ向きになろうとする気持ちに、あえて意図的に反発することなのです。後ろ向きになるのは、あなただけでなく、誰でも起きる自然なことなのです。その自然なことに、立ち向かえるかどうかなのです。

自分だけが不幸だ、自分だけが嫌なことをさせられている、こんなことをしなければ良かった、こんなところに来なければ良かったと考えても、全て過ぎたことであり、後ろ向きなことなのです。

先日、タイのバンコクに行った時のことです。バンコクでは、これまで何度か非常事態宣言が出されていましたが、そんなことお構いなしに、いつも街は人々で活気に溢れていました。

その日も、昼食を取り、街を歩いていました。すると、突然、店が次々と閉められ、人々は僅かに開いているコンビニのほうに向かって行きました。

外出禁止令が発令されたのです。慌ててホテルのロビーに戻り、詳しい状況を聞くと、翌朝まで外出禁止となり、全ての店が閉鎖になるということでした。そればかりか、タクシーも含め、全ての移動が禁止されるというものでした。いわゆる戒厳令です。これは人生初めての体験でした。

その日のバンコクは、反政府派の集結場所を強制退去させるために、軍の強硬作戦が決行されたのでした。街のあちこちに黒煙が立ち込め、僅か数時間というあっと言う間に、首都のど真ん中が、完全に閉鎖されたのでした。しかもそこは、日本人が最も多く住む日本人街なのです。

一斉に警察官と軍がやってきて、それとは逆に街の人々は街からいなくなってしまいました。

翌朝早くに空港から、ヤンゴンに渡る予定となっていたので、翌朝の移動が出来ないとなると、空港まで行けず、フライトにも間に合わなくなります。

このままここにいては、外出も出来ず、翌日の移動もできず、その後のスケジュールが全て変更となってしまいます。

そこで、直ぐに荷物をまとめて、今のうちに空港まで行ってしまおうと考えました。直ぐに判断し、数分後には空港まで行ってくれる車を手配しました。無事に空港まで行けるかどうかさえ判りませんでしたが、地元の運転手なら何とかなるだろうと楽観視しました。

この考えが、幸運を呼びました。

途中何事もなく、無事に空港に着くことができたのです。しかも、空港に着くと、ヤンゴン行き最終便が偶然あったのです。その時、フライトまで40分を切っており、ラストチェックインの時間が迫っていました。

急いでチケットを購入し、ファイナルコールまで後8分というところで、チェックインができ、無事にヤンゴンに行くことができたのです。

その時に思ったことは、幸運だと言うことです。事態を前向きに考え、冷静に判断し、かつ素早く行動することで、ツキを生んだのです。

非常事態宣言や外出禁止令が出されるような場所にいたのは初めてです。しかし、これを不幸と思うかどうか、そのような異常事態の中でどう判断するか、どう行動するかで、結果が異なってきます。

もし、ホテルを後8分遅く出ていたら、その日のうちにヤンゴンには行けず、空港の中で、一夜を過ごすことになっていたかも知れません。しかし、仮にそうであったとしても、空港まで来られたのですから、翌日にはヤンゴンに行くことはできたでしょう。

しかし、何も行動しなければ、ホテルの中で安全に過ごせたかも知れませんが、異常事態の中で、その後の予定が立てられたかどうかかは判りません。

だいたい、ホテルに残ることが安全かどうかもわからないのです。もちろん、空港に向かうことだって安全ではなかったのかも知れません。でも、行動しないことよりも、行動することを選択しました。

このように、行動すること、行動しないことで、経験に差が出ます。そして、また、運とは、行動することでさえもたらさせるのです。

もちろん、行動をすれば、失敗することもあることでしょう。行動しなければ失敗することはありませんが、それでは何も生まないし、何も経験しないのです。

行動して、得られる最大のメリットは、成功したか失敗しかではなく、経験した、体験したということなのです。経験や体験は、人に大きな力を与えます。例え失敗しても、その時の経験が、知恵を与えてくれるかも知れないのです。戒厳令を体験するなど、二度とないかも知れません。

(次回に続く)

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投稿者 :堀田信弘: 2010年5月27日 05:56