【堀田信弘の今日の語録】 『この会社は、きっと伸びるだろうな。他の会社と違うことができること自体に可能性を秘めているから。』


世の中について  「活・喝・勝」


生き甲斐と働き甲斐

どのような生き方をしたいですか。長生きできれば満足ですか。それとも、お金に困らなければそれで満足ですか。

幸せって何なのでしょうか。何も起こらないことですか。それとも、お金に困らないことですか。そして、今、幸せですか。不幸せですか。

なぜ、自信を持って幸せだと答えることができないのでしょう。どのようになったら、幸せだと感じることができるのでしょう。

生き甲斐とは何でしょうか。

生き甲斐はありますか。生き甲斐はないですか。

生き甲斐がないというのは、生きる甲斐がない、生きる意味がない、生きる価値がないということでしょうか。

福沢諭吉の心訓七則というのがあります。

世の中で一番楽しい立派なことは、一生涯を貫く仕事を持つことである。

世の中で一番みじめなことは、教養のないことである。

世の中で一番みにくいことは、他人の生活を羨むことである。

世の中で一番尊いことは、人のために奉仕して決して恩に着せないことである。

世の中で一番美しいことは、すべてのものに愛情を持てることである。

世の中で一番恥ずかしいことは、嘘を言うことである。

世の中で一番寂しいことは、仕事がないことである。

生き甲斐とは、仕事をしていることなのだと思います。そして、生きているだけでも幸せなのに、仕事ができることはもっと幸せなことだと思います。

幸せは、他人と比べるものではありません。他人を羨んでも、みにくいだけです。自分が、幸せだと思えればそれで良いんです。そして、幸せだと思わなければ、決して幸せにもなれないのだと思います。

自分は不幸だ何って考えていたら、益々不幸になってしまいます。不幸になりたくないと願いながらも、不幸だ不幸だと嘆いていてばかりで、必死に生きようとしなければ、自ら不幸に向かっているようです。

生きていると悲しいことや辛いことが沢山起こります。

他人と比べて、自分のほうが辛いだ、あっちはまだマシだと言えるようなものではありません。そんなことをしても何の慰めにもならないばかりか、虚しいだけです。

幸せや辛さの競争をして、どっちが勝ちだ、負けだと言って何になるのですか。

世の中で一番みにくいことは、他人の生活を羨むこと、世の中で一番美しいことは、すべてのものに愛情を持てることです。簡単なようで難しいかも知れませんが、難しいようで簡単だと思います。

幸福というのは、何かを得たい、何かになりたい、何かがほしい、と常に欲求を求めているものだとしたら悲しいことです。

欲求には限りがなく、どんなに埋めても埋めても、次から次へと新しい欲求が生まれることでしょう。永遠に埋まらない大きな、底なしの沼のようなものです。

無限に底なし沼は、決して満たされるものではないのです。永遠に満たされないものを追いかけても、決して幸福とは言えません。

もし、その姿を他人が見たらどのように思えるでしょう。決して埋まらない沼に、ほんの少しだけ、僅かに得られたモノを入れる姿は、虚しく思えるはずです。

ただ、私は、宗教家ではありません。経営者です。

ある意味で経営者は、永遠に満たされないものを追いかけなければならない職業でもあるのです。

ただし、それは、モノのような目に見える有形なものあってはならないだと思います。理想や、夢、希望など、目に見えない無形な存在を追いかけるのではないでしょうか。

例えば、世界で活躍できる人材を育てるだとか、ビジネスと通じて両国間の平和に貢献するだとか、あるいは、雇用を拡大し社会に貢献するだとか。

できるだけ大きく、直ぐには到達できないくらいのことのほうが良いことでしょう。

世界一になるだとか、世界100カ国に進出するだとか、売上1兆円を目指すだとか、社員1万人にするだとか、具体的な数値目標も大きければ大きいほど、夢のようであり、100年かけて追いかけるに相応しいことと言えるでしょう。

そして追いかけている今、この瞬間こそが生き甲斐であり、やり甲斐なのだと思います。

先日、富山県の企業を訪問してきました。

会議室には、「日本の小さな村から、世界一の製品を、世界中の国に届ける」というようなことが書いてありました。

打ち合わせが終わって、タクシーで富山市内まで向かう時、運転手の方が、「ここの社長さんは、自ら毎朝早くから掃除をしているんです。とても、素晴らしい社長さんだと評判が良いのですよ」と教えてくれました。

タクシーの運転手にも評価されるような方は、早々いません。社内教育にも熱心で、地域社会に貢献していることが手に取るように判りました。

社員からも愛され、地域からも愛されるような方がリーダーだから、世界一を展望しても、ただの掛け声だけでなく、本気で目指せるのだと思います。とても素晴らしい方と出会え、大変勉強になりました。

きっと社員も幸せだと思います。世界一を目指す一員であることに誇りが持てるのだと思います。

自分の会社を良くするには、良い会社を知ることが重要だと思いました。それは企業規模や有名だということは関係ありません。

これまでも様々な素晴らしい社長や会社と出会いました。

受付の対応で印象に残る会社もありました。

ある会社では、グループウェアを徹底活用しており、受付でもスケジュール情報を共有していました。

受付で社名を告げると、「堀田さまお待ちしておりました。○○をお呼びしますので、こちらでお待ち下さい」と言われたのです。

通常なら、こちらから社名と名前と、相手の名前を言わないといけないのに、グループウェアで、何時に誰が、誰宛てに来社するかを把握しているため、このような気づかいができるのです。ここの受付は、プロの受付だと思いました。

またある会社では、受付のところに、こちらの名前が書いてあるカードが置いてありました。カードには、「いらっしゃいませ。内線○○を押して下さい。」と書いてあったのです。

内線にかけると、「堀田さまお待ちしておりました。○○です。」と本人につながり、迎えに来てくれたのでした。

なるほど、受付ひとつとっても工夫をしているのだと思いました。またある会社では、応接室に入ると、ドリンクメニューを持ってきて、お客が選べるような会社もありました。

このように初めて会社訪問をする時、僅かなことや、ささやかなことであっても、他の会社と違った取り組みができるのは、サービス精神の表れだと思いました。中々真似ができるものではありません。

(次回に続く)

最後まで読んで頂き、感謝申し上げます。

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投稿者 :堀田信弘: 2010年6月14日 05:52