【堀田信弘の今日の語録】 『この会社は、きっと伸びるだろうな。他の会社と違うことができること自体に可能性を秘めているから。』


悲しい出来事  「活・喝・勝」


マイナス思考からの脱却法

同じ場所をグルグル回っているネズミがいます。何度も何度も繰り返し回っています。その姿を見ると、何度も何度も、グルグルと思考を繰り返し、結論の出ない結論を見つけて、悩み苦しんでいるかのようです。これは、時間の無駄、体力の無駄、お金の無駄です。

とてつもない嫌なことや、辛いことがあったり、大きな失敗をしたりして、あることをきっかけに急にマイナス思考になってしまうことがあります。

私なんか、自慢ではありませんが、経営者になってからはほぼ毎日このようなことを繰り返しているように思います。一日の中でも、波のように訪れるマイナス思考を、どうやって食い止めるか、そればかりを考えているようです。まさに、ネズミのようです。

そんな時、私は、思い切ってマイナスのことを受け止め、いち早く、気持ちを入れ替えようとします。

私にとって、マイナスな出来事や、マイナスな考え方というのは、数値で表すと、-100も、-10,000も関係なく、ただ負の数なのです。

もし、これが正の数であるならば、100と10,000では100倍も異なります。もちろん、それが負になっても-100と-10,000とでは100倍異なるのですが、それを正も負も同じように考えると、それがやりきれなくなるのです。

だから私は、負の数について、-100も-10,000も関係なく、どれも同じ大きさを持つただの負の数として意識するようにしているのです。

そうすることによって、次に見えてくるのは、負からゼロへの転換です。

多くの人が、プラス思考が良いと言いますが、マイナス思考状態になっている人に、簡単にプラス思考をしろと言われても、中々できないのが実情なのです。

私だってプラス思考のほうが良いに決まっているからこそ、マイナス思考に陥った時に苦労する訳です。

そこで、私の場合には、マイナス思考に陥ったら、まずはゼロ地点まで何とか這い上がることを考えます。

ゼロ地点は、何も得るものがない地点です。スタート地点の場合もあれば、負から見れば、トンネルの出口に見えるかも知れません。しかし、マイナスから一気にプラスを目指すのではなく、まずは頭を空っぽにして、何もないゼロ地点まで上るのです。

それがどんなに大きな負の数であっても、負に大小はないと思っていれば、結構、ゼロ地点まで上れるものなのです。

ものすごく負の数であったとしても、死ぬという無限に大きな負の数と比べたら、どれも大差のないただの負の数なのです。-100も-10,000も関係ないのです。

そう思うと、-100からも-10,000からも、ゼロにするには、高さが同じに思えて来るのです。-100からゼロにするには、100を足すのではなく、-10,000からゼロにするには、10,000を足すのではないのです。

では-100からでも-10,000からでも、一気にゼロにするには、どうしたら良いのでしょうか。

答えは簡単です。ゼロを掛ければ良いのです。

ゼロを掛けるということは、これまでの延長線である足し算とは違った考え方をするということです。

いつまでもこれまでのやり方を考え、足し算の延長線上を考えても、考えても、それではネズミがグルグルと回っているのと同じになってしまいます。何の解決もなく、マイナスの状態から抜け出せず、どんどんもっとマイマスの方向に引きずられてしまいます。

これは、時間の無駄、体力の無駄、お金の無駄です。そして何よりも、精神的に辛いだけでなく、仕舞には生きてること自体が無駄だと思うようになってしまいます。そんなにマイナスの状態になっても、何のメリットもありません。まさに、無駄なのです。

無駄な抵抗はしないことです。これ以上、マイナスに入りたくないと考えるのではなく、そのままマイナスの状態を受け入れ、偶々コインの裏表が、マイナスかプラスに出ただけだと思えば良いのです。

そして、ゼロをかけて、一気に諦めてしまうのです。ゲームのリセットのようなものですよ。そこにあるスイッチを押せば、一気にゼロクリヤーです。マイナスの部分を放り投げて、ゴミ箱に捨ててしまうような気持ちを持てば良いのです。

このようにゼロにする方法を文書で書いて説明するのは、難しいですが、実は、こうして文書に書いてしまうのも一つの方法だと思うのです。

経営者の仕事をしていると、自分がマイナスの状態なのに、マイナスの人から相談されることが沢山ありません。他人のことなどかまっていられないほどマイナスな状態であるのに、それでも相談してきた人の相手をしなければならないのです。

しかし、以外にも、マイナスの人に、プラス思考をしようと語りかけると、自然に自分もプラス思考になったりするものなのです。

つまり、ゼロの状態にするというのは、同じことを繰り返し、繰り返し、ネズミのようにグルグルと考えて回っているのではなく、これまでと全く違ったことを考える、違ったことをやってみるということが重要なのです。

旅行の計画を立てるのも良いことでしょう。あるいは、日帰り温泉に行くのも良いでしょう。とにかく、行動してしまえば良いのです。中々行動したくない状態になっていると思いますので、そこを思い切って、好きなことをやってみれば良いのです。

と、私は自分に言い聞かせています。

人間なんて、結構弱いものなのです。ほんの僅かな出来事があっただけで、あれほど前向きだった気持ちを、簡単にへし折られることがあるのです。

でも、人間なんてそんなものだと、思うと結構楽になります。それほど強い人間などいないのです。もし、強く見えるとしたら、それは強がっているだけなのです。

私も時々そのように見られることがありますが、そんなことないんです。どうしたら、こんなに弱い自分に勝てるかを考えているのです。結構必死に考えているんですよ。

実は、この文書を書く前に、偶々ハムスターがクルクルと回っているところを見かけたのです。そしたら、その姿があまりにも自分のように見えてきて、仕舞には、滑稽にさえ思えてきました。

そんなネタを見つけては、何とかマイナス状態から抜け出す方法を探すのです。「何とかなりますよ」と誰からか言われたいのですが、それを言われる前に、自分で自分に言っているだけなのですよ。そうしている間に、結構何とかなるものです。

(次回に続く)

最後まで読んで頂き、感謝申し上げます。

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投稿者 :堀田信弘: 2011年2月19日 05:09