【堀田信弘の今日の語録】 『この会社は、きっと伸びるだろうな。他の会社と違うことができること自体に可能性を秘めているから。』


世の中について  「活・喝・勝」


地球の歴史と人類

今も昔も、地球は変化し続けています。刻々と変化しています。しかし、そのスピードは、私たち人間によって、加速度を増してきました。

Wikipediaによると、放射性元素による隕石の年代測定と、アポロ計画によって持ち帰られた月の岩石分析から、地球は、誕生してから約46億年経過したと推定されています。

それに対し、人類は、生物の遺伝子についての研究およびこれまでに発見されている化石などから判断して、およそ800万~500万年前にアフリカの類人猿の中から人類へ進化したものと見られています。

中東アフリカで見つかったアウストラロピテクスの女性の一個体は、400万年前から300万年前くらい前に生きていた猿人で、直立二足歩行をしたそうです。

200万年前になると、ホモ・ハビリスが現れ、初めてヒト属(ホモ属)に属する生物種だと言われています。

その後、猿人の2倍以上もの脳容量を持った原人が誕生します。アフリカを越えてアジアにまで広がったのは、原人が最初で、その化石はジャワ島で発見され、ジャワ原人と言われています。

そのころから脳が発達し、言葉が使えるようになり、旧人と呼ばれるネアンデルタール人が登場します。今から30万年前くらいと言われていますから、猿人が誕生してから750万年以上経過しているのです。

それから約10万年後の今から20万年前にクロマニョン人という我々現代人と同じグループの現生人類が誕生します。

ここまで地球誕生から、石器が使えるクロマニョン人が登場するまで、約46億年かかっており、地球レベルで見ると、私たちのいる時代と、クロマニョン人がいた20万年前は、誤差のようなレベルでしかないのです。

その後、今から5千年ほど前のエジプト文明やメソポタミヤ文明と呼ばれる文明が誕生するまでには、さらに20万年以上経過しなければなりません。

それから日本では弥生時代と言われ、その頃にイエス・キリストが誕生しますが、人類最初の文明が誕生してから、さらにその後3千年ほど時が進みます。

そして、2千年前に紀元を向かえる訳ですが、キリストが誕生してからこの約2千年というのは、クロマニョン人が誕生した20万年前からみても、とても最近の出来事なのです。

ここ最近の2千年の年表を教科書などで見ると、様々な出来事が書かれています。しかし、よく見ると、平安時代の100年と江戸時代の100年はかなり年表の長さが違うことが判ります。

それは、より最近のことのほうが出来事も多いし、学ぶことが多いからなのでしょうが、実際にはどの時代でも100年間は100年間です。

試しに、地球が誕生した約46億年前から現代までを、1,000mもの長い年表で表すと、中東アフリカで見つかったアウストラロピテクスが現れてから現代までの距離は、わずか0.8m(80cm)の長さしかありません。

さらに、その80cmの中に、人類の文明が始まってからの約5千年前の長さを計算すると、わずか1 mmにしかならないのです。

この年表を想像して見てみると、地球は、人類の地球ではなくて、地球という環境にたまたま合致した人類という生物が、つい最近誕生したに過ぎないことが判ります。

しかも、その年表から見ると、人間の文明は、わずか最近生まれたばかりで、この1 mmの出来事にしか過ぎないのです。学校では、この1mmの出来事を歴史として習うのです。

それなのに、我々人類は、産業革命が起きてからのわずか0.05mm(250年)というほんの短い間に、地球に様々な影響を及ぼそうとしています。

核兵器が誕生したり、環境破壊や、人口爆発が起きたわずかこの100年の間(0.02 mm)という間に、1kmもの長い歴史がある地球を痛みつけようとしているのです。

この年表からすれば、私たち人類の一人の一生など、点にしか過ぎません。0.01 mmというわずかな空間の中で、毎日もがいて苦しんでいるのです。

キリストが誕生したわずか0.5 mmほど前に、もしキリストがこの年表の考え方を知ることができたら、その後の0.5 mmの間に神の存在を争ってもめることなどなかったかも知れません。

このように考えると、私たちの一生はとても小さなものです。しかし、現代の人類は、地球上に60億人を越え、さすがに偉大な地球でも、その重さに押しつぶされそうな感じです。

歴史的には、地球に住ませてもらっている人類は、新参者です。その新参者が、自分たちだけの地球にしようとしています。

他の動物や植物を犠牲にして、46億年という歴史を、ほんの一瞬の私たち人類が存在したという小さな出来事のために、地球は悲鳴を上げようとしているように思います。

私たち人類は、私の娘たちが70歳になるころ、つまり、これから約0.01 mm先まで地球を壊さずに生き延びることができるのでしょうか。

これから14年後の2025年ごろには、80億人を超える予想されており、恐らく100億人を超える30年後には、地球上で暴れまわったマンモスが滅びたような氷河期にも相当する、
地球の防衛本能が牙をむくのではないでしょうか。

地球の歴史からすれば、氷河期が終わって日本列島ができたのは、ほんの2mmほど前の出来事なのです。

そのように考えれば、人類による文明が誕生してからのこの1 mmなど、地球の歴史、1kmからすればゴミのような出来事なのです。

地球からすれば、1kmもの長い歴史を、新参者が登場してからの、しかも最近の0.01 mmの存在のために、壊されてたまるかという思いでしょう。

私たちは、小学校、中学校という最低でも義務教育の中で、キリストが誕生してからのわずか0.5 mmの中の人類が起こした出来事を、何年間もかけて学びますが、そこからは、地球上で生活していることの大切さは学んでいないように感じます。

人類の歴史は、地球の歴史のほんのほんの一部にしか過ぎず、なぜそのほんのわずかな人類の歴史を学ぶのかというのは、歴史から何かを学べなければならないからなのだと思います。

その学ぶべき歴史というのは、果たして、これから先のわずか0.01 mmのためになっているのだろうかと思うと、今、私たちは何をしたら良いのか戸惑うばかりです。

人間の幸せを考えることも重要ですが、地球の幸せを考えたほうが、もっと高い次元で幸せというのを感じられるかも知れませんね。

(次回に続く)

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投稿者 :堀田信弘: 2011年3月 3日 05:52