【堀田信弘の今日の語録】 『この会社は、きっと伸びるだろうな。他の会社と違うことができること自体に可能性を秘めているから。』


世の中について  「活・喝・勝」


何かも全てを見直すチャンスです

私たちは今、かつて経験したことのない大震災を受け、何百年に一度という未曾有の危機、困難に立ち向かっています。

国も経済も、そしてその中にいる企業も、当然、わが社も多大な影響を受けております。

今回の大震災は、大きな試練だけでなく、私たちに色々なことを考えさせられ、様々な貴重な経験も同時に得たような気がします。

危機や、困難、そして非常事態というこれまでぬるま湯に浸かっていた私たちに、冷や水を浴びせ、「早く気付け」と言わんかのように思えます。

もし、これまでのままぬるま湯に浸かったままの状態にいたら、ゆで蛙のように、次第に徐々に温められて、熱くなって行くことに感じることもなく、途中で気を失ってしまっていたことでしょう。

そして、今日で震災からちょうど3ヶ月を迎えました。

私は、戦争を知らない世代ですから、終戦からちょうど3ヶ月後はどのような状況だったのか知りません。

しかし、義父の話によれば、今のようにボランティアがいるわけでもなく、救援物資や、仮設住宅を用意してくるようなこともなく、もっと厳しかったと言っています。

しかも、戦争に負けて、「国のせいだ」「政府が遅い」「政治家が悪い」などと誰かのせいにすることもせず、一人ひとりが生きることに必死だったようです。

そんな中、わが社は、先週の水曜日の株主総会で、社名を日本クラウド・グローバル株式会社に社名変更することとなりました。

また、新設分割会社として、新たに日本クラウド株式会社を設立し、業務を分割することとしました。

今年で40年目を迎えるわが社にとって、その決断は大きなものでありました。

まさに、何百年に一度という未曾有の危機、困難に立ち向かわなければという気持ちを新たにした瞬間でした。

経営体制も一新し、第二創業期に相応しい気持ちで、これまでのやり方に捕らわれない、新しい時代に即した、新しい取り組みをして行ければと考えております。

私はこれから、日本クラウド・グローバルの代表として、前身の会社を引き継いで行きますが、私にとっては、まだスタートともいえない、前段の準備段階に近いです。これから本当の意味のスタート台に立てるよう、精進してまいりたいと思っています。

東京電力のような大企業であっても、災害がきっかけとは言え、倒産の危機にさらされています。どんなに大企業であれ、どんなに歴史が利益がある会社でも、これからの時代は、どんなことが起きても不思議ではありません。

そのためには、常に細胞を活性化し、次々に細胞が生まれ変わるように新陳代謝を繰り返す必要があるのだと思います。だから私にとって、日本クラウド・グローバルの社名も業態も、決して永遠である必要はないと思っています。

元々私が一人で始めたドリームクラスターという会社は、全く何もないところからのスタートでした。

事務所さえもなく、家の裏庭のプレハブからのスタートだったのです。その頃の私は、何もありませんでしたから、失うことの怖さなどありませんでした。

しかし、震災と同様に、既にあるものを失うということはとても耐えられないことだと思います。

家を新築したばかりの人が、津波に流されたとしたら、どんなに落胆することでしょう。ローンだけが残り、新たに立て直せば、二重ローンとなって重い負担を強いられることでしょう。

でも、アパートで一人暮らしの人が流されて、助かったとすれば、元々何も失っていない訳で、大切な命が助かっただけでも幸せだと感じるかも知れません。

このように考えると、失うということは、得ることがあって初めて経験することであり、元々得るものがない人には、失うものも少ないということなのでしょう。

今、私の中には、失う覚悟は十分に出来ています。だから、失うことを恐れて守りに入るよりも、もっと大きな経験が得られることを体験したいと思っています。

それは、物的なものではなく、貴重な経験とも言える、遣り甲斐のある経験をしたいのです。

私は、日本という国も、本気で改革、いや革命に近いダイナミックな転換を図ろうとするならば、失うことの覚悟がなければならないと思っています。

日本古来の大切なものは沢山ありますが、それらを守ることも重要ですが、必死で生き延びるためには、何かを失い、犠牲にする覚悟が必要なのではないでしょうか。

何かを得るためには、何かを失わなければならないのです。

今月で、今年も半分終わります。

2011年という年は、きっと何か新しい始まりのきっかけを作ってくれる年に違いありません。神は、2050年なのか、2100年なのか知りませんが、何年後先を見越して、今、私たちにこのような試練を与えたのでしょう。

この試練は、越えるためにあるのです。神は、越えられない試練は決して私たちには与えないでしょう。私は、そのように信じています。

2011年3月11日は、今、こうして生きている私たちに、とても重要なきっかけを与えてくれたのだと思います。何かも全てを見直すきっかけをです。それが将来のためになるのでしょう。

その先に、きっと大きなチャンスが待っているのです。今が、チャンスの時なのです。

最後まで読んで頂き、感謝申し上げます。

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投稿者 :堀田信弘: 2011年6月11日 05:19