生まれたばかりの赤ちゃんは、まず最初に右脳が発達し、それに追いつくように左脳がゆっくりと成長して行くとのことです。
一般的に、20代までの若者は右脳で判断し、50代以上のシニアは左脳で考えるようになるそうなのです。
性別で言うと、ホルモンによる影響で、男性のほうがより左脳の発達が早くなり、女性のほうは右脳の発達が男性よりも持続されているとのことです。このため、男は論理的で、女は感覚的という印象が強くなるのでしょう。
左脳は、言語中枢に代表されるように、物理的刺激の神経回路の集まりです。そこには、味覚、臭覚、触覚、聴覚、視覚という五感による判断が、論理的思考のベースになっているのです。
一方右脳は、心の有り様を表す感性が中心で、イメージ処理、共鳴共振、第六感や予知能力など感覚的な判断がなされます。
先日、私の母親は、筋萎縮性側索硬化症という難病の認定を受けました。この病気は、日本に4,800人ほどしかいないとても珍しい病気で、すべての難病患者の中でも、最も珍しい病気の一つだそうです。
この病気は、脳からの運動ニューロンが侵されてしまい、筋肉そのものは正常でも、その筋肉を動かすための信号が脳から出なくなってしまうのです。原因は未だに判っておらず、その治療法もありません。
母親の症状は、次第に話をすることができなくなり、舌を動かすことが困難になって行きました。聞くことはできるのですが、脳から口を動かす信号が遮断されてしまっているのです。恐らく、左脳のどこかの神経回路が壊れてしまったのでしょう。
人間の脳というのは、本当に不思議なものですね。母は、ゴルフが大好きで運動好きなタイプなので、体力や筋肉には自信があったほうだと思うのですが、脳が指令を出さなければ、その筋肉も衰えてしまうのです。
私たちには、他の動物よりも、もっともっと複雑な脳が備わっています。まだまだ現代の医学・科学では判明できないところも沢山あるのです。
難病になるというのは、非常に珍しいことですが、どんな病気であろうとも、何れ年が老いれば、誰しもがいつかは何らかの問題で死に至るのは間違いありません。健康な時は中々気付きませんが、病気になると、生かされていることに感謝の気持ちを持つようになるのでしょう。
生きているだけで、ありがたいことです。
私は、そのように私自身に言い聞かせています。
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投稿者 :堀田信弘: 2011年10月 9日 07:03