イエス・キリストには、12人の弟子がいました。その12人は、レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた『最後の晩餐』に描かれています。
左から4人目に描かれているユダは、この晩餐の前日、「お前がキリストに接吻して誰がキリストか判るようにしろ。」と言われ、銀貨30枚でイエス逮捕の手助けをすることになりました。
『最後の晩餐』は、ユダをイエスを売り渡すことになった翌晩の様子です。そこでイエスは、「12人の弟子の中の一人が私を裏切る。」と予言しました。
そして、イエスはユダに最後のパンを渡し、「あなたがしようとしていることを、今すぐしなさい。」と告げたのです。イエスは、ユダに悔い改める機会を与えたのでしょう。
しかし、「今すぐしなさい。」というイエスの言葉を、ユダは、悔い改めよとは理解せずに、パンを受け取るとすぐに出て行ってしまったのです。
翌日、ローマ兵士たちと共に現れたユダは、イエスの前に行き、接吻します。そして、イエスは捕まってしまうのです。
なぜ、イエスは、ユダの裏切りを予知していたのにも関わらず、なぜそれを回避できなかったのでしょうか。
それとも、「あなたがしようとしていることを、今すぐしなさい。」と言うのは、ユダに悔い改める機会を与えるという意味ではなかったのでしょうか。もし、そうなると、ユダが裏切ることを知らなかったのかも知れませんね。
福音書には、イエスがユダ以外の他の弟子にも不信心感があったことをが書かれています。つまり、イエスの頭の中には、複数の信用できない弟子がいて、そのうちの誰が裏切るのかは明確ではなかった可能性もあるのです。
それにしても、「あなたがしようとしていることを、今すぐしなさい。」というのは、どういう意味なのでしょうね。
皆さんには、自分の周辺に信用できない人はいますか。もし、あなたがイエスのように身近にいるとことを感じたとしたら、その人にどのように接するでしょう。私には、最後の晩餐の時に、「あなたがしようとしていることを、今すぐしなさい。」という言葉は言えないかも知れません。
私は、そのように私自身に言い聞かせています。
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投稿者 :堀田信弘: 2011年10月15日 08:29