衰退の陰は、発展と共に常に忍び寄っている。
経済学で有名なぺティ・クラークの法則というのがある。この法則は、「経済社会・産業社会の発展につれて、第一次産業から第二次産業、第二次から第三次産業へと就業人口の比率および国民所得に占める比率の重点がシフトしていく」という法則である。(中略)
人類が始めて経験する人口減少社会は、これまでの考えが全く逆転することも意味している。増加を中心に考えてきた法則だが、減少を前提に考えると、第三次産業から第一次産業へ回帰する可能性だってないとは言えない。
中国の人口が増加し、食料輸入国に転じた今、日本は、農作物を輸出すべきだ。休耕などをしていないで、良質の米を生産し、付加価値をつけ、中国の富裕層に売れば良い。
企業でもこのぺティ・クラークの法則は参考になることがあるように思う。衰退の陰は、発展と共に常に忍び寄っている。
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この言葉は、2007年1月3日に掲載した『衰退の陰』の中で用いられたものです。
人類が始めて経験する人口減少社会は、これまでの考えが全く逆転することもあり得るのです。
これまで常識とされてきたものや、学者の法則でさえ、これの逆の考え方のほうが正しくなってしまうことだって起こるかも知れません。
人類が経験していないのだから仕方ありません。しかし、人口減少イコール衰退という単純な図式が正しいとも限らず、必ず特定の分野や特定のやり方をすれば、必ず発展するサービスや商品だってあるはずです。
大きな衰退という波が来ようとも、その波の中には、必ず小さな発展という泡があるはずです。その泡に着目することも重要なのだと思います。
衰退の陰は、発展と共に常に忍び寄っている。 by 堀田信弘
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