成功を促すような組織風土にするには、失敗の中から何を学ぶかを考えさせることだ。

会社や組織のリーダーでも、部下が、トラブルやクレームなどの問題発生の報告をすると、嫌な顔して対応をしていないだろうか。「昔はこうだった」といつも同じ良かった時の話を繰り返し、失敗を恐れる風土を作り上げていないだろうか。

自分が経験した成功例ばかり話していると、小さな失敗を報告する芽を摘んでしまう。注意されたり、叱られたりすることへの恐怖から、リーダーを神輿に担いでいれば良いという体質が生まれる。それは、トップの行動や発言が、必然的に「成功は失敗の元」という風土を形成することになるのだ。

(中略)

私は、以前から上手く行った報告は要らないと言っている。営業マンほど、自分の成果を報告したがりだが、良くやっている営業ほど自然に耳に入るものだし、何よりも数字が物語っているから必要ない。それよりも、客から言われたクレームや、問題提起のほうが遥かに重要なのである。

成功を促すような組織風土にするには、失敗の中から何を学ぶかを考えさせることだ。リーダーは、叱ることと怒ることの区別をして、失敗を歓迎できる気概が必要である。
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この言葉は、2005年10月25日に掲載した『失敗は成功の元』の中で用いられたものです。

失敗を歓迎すると言いながら、トップの行動や発言が、「成功は失敗の元」という風土の形成を招いていることがあります。

その理由の一つは、良い話しばかりに耳を傾け、悪い話しは聞かないようにすることだと思います。

このことは、私も中々できません。悪い話しに耳を傾けるのは誰しも嫌なことです。自分が忙しい時には、特に耳に入れたくない気持ちが起こることもあることでしょう。

でも、トップがそのようなことをしていては、失敗を隠ぺいするような組織になってしまいます。そして、失敗するのを恐れ、次第に新しいことへの挑戦すらしないことになってしまうことでしょう。

失敗を歓迎するには、失敗を分析し、起きたことよりも、これから起きないようにすることの大切さに重点を置くようにすることが重要なのではないでしょうか。

成功を促すような組織風土にするには、失敗の中から何を学ぶかを考えさせることだ。 by 堀田信弘

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