トップが変われば組織が変わると言われるが、実は、そう上手くは行かないことが多い。変わるという意味は、文字通り交代するの意味もあれば、行動や考え方を変えるの意味も含まれている。しかし、現実の組織では、自らが生まれ変わったつもりで自分の意識を変えても、交代すると同レベルの変化を期待するのは、極めて困難である。(中略)
トップが変われば組織が変わるような組織はまだ良いほうなのだ。トップが交代してても、「どうせ変わらないだろう」と考えている人が多い組織のほうがむしろ多く、そのような一人ひとりがその悪の根源である風土を築いているのを気がついていないのである。
私は、これまでの経験で、人は根本的に他人によって変えることはできないと考えている。どんな優れたリーダーでも、人間を変えるようなことは不可能だし、人の性格を変えるのが仕事でもない。しかし、リーダーは、組織を変えることは可能である。
組織が変われば、同じ人間でも行動が変わる。性格までは変えられないが、行動が変われば、考え方が変わってくる可能性がある。
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この言葉は、2005年11月15日に掲載した『慣性の法則と風土』の中で用いられたものです。
組織を変えるということは、相当な労力と時間を費やします。そう簡単なことではありません。
トップが変わっても、中身が変わらない組織のほうが遥かに多いものです。
変えるには、トップの変えようという意識と、変える必要性と、変わらなければという組織内の人の考え方が一致しなければならないのです。
変える必要性を全員が共有できなければ、形や制度を変えることができても、それぞれの考え方、行動までも変えることはできないのです。
人々の性格は変えることなど神さまでもできません。しかし、皆が変わる必要性を理解できれば、行動を変えることはできるはずです。リーダーの役目は、その必要性を訴えることなのだと思います。
トップが変われば組織が変わるような組織はまだ良いほうなのだ。 by 堀田信弘
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